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ひまわり畑とかき氷:夏満喫サイクリング

なかなか梅雨明けせず,8月最初の週末は大学院入試で休むどころではなく,何も夏らしいことがないまま,8月7日(金)の立秋を迎えた.その日,たまたま向日葵の写真を見掛けて,「そうだ,ひまわり畑に行こう!」と思い立ち,翌日の8月8日(土)にサイクリングすることにした.

関西だと, 兵庫県の「佐用町南光ひまわり畑」(🌻63万本),奈良県の「馬見丘陵公園」(🌻15万本),滋賀県の「滋賀農業公園ブルーメの丘」(🌻10万本),兵庫県淡路島の「イングランドの丘」(🌻10万本)など有名なひまわり畑がいくつかあるが,今が見頃であること,炎天下のロングライドは熱中症リスクがあるので走行距離(片道)50km以内で行けるところ,そして入場料がないのが望ましいという条件で探してみると,「八幡市のひまわり畑」を見付けた.田園地帯にポツンと広がるひまわり畑のようだ.

目的地を「八幡市のひまわり畑」に設定し,猛烈な暑さ対策として美味しいかき氷店を2つ配置した,94kmのサイクリングコースを作った.

やわた走井餅老舗 🍧

第一休憩地点.走井餅で有名な,「やわた走井餅老舗」で,名物かき氷「走井餅しぐれ」をいただく.宇治抹茶のかき氷に走井餅が2つ.あまり白玉を食べたいとは思わないので,走井餅が入っているのは評価が高い.800円.

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普段,桂川,木津川,宇治川のサイクリングロードを走ることが多いが,それらの合流地点にある淀川河川公園「さくら出会い館」の近くにあるので,夏には時々ここのかき氷を食べる.

八幡市のひまわり畑 🌻

今回の目的地.八幡市立男山東中学校の脇を通る坂道を下ると,ひまわり畑が目に飛び込んで来る.

ひまわり畑を見るのは何年ぶりだろう.夏らしい風景を見られてよかった.

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金曜日に京都府内のひまわり畑を探しているときに見付けたウェブサイトでは,次のように紹介されていた.

八幡市の住宅地の中に広がる、この見事なひまわり畑。実は九条ねぎを生産している「とらこ株式会社」が、作物の肥料にするために育て始めたひまわりが「きれい!」と評判を呼び、観光スポットになったものなのだそう。
年々人気が高まり、4年目となった今年は面積を増やして栽培。さらに、見頃が長く続くようにと時期を分けて種を蒔いているそうで、先に約1万8000本、その後8月初旬には約3万6000本のひまわりが咲き誇ります。圧巻の景色は、すっかり地元の夏の風物詩となっているようです。
https://www.kyotoside.jp/entry/20190804

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土曜日は幸いにも曇り空で,照りつける直射日光とアスファルトの照り返しで地獄のような暑さというわけではなかった.まだまだ走れると判断して,予定通り,宇治で茶団子を食べてから,宇治川ラインで石山寺方面に抜けて,石山でかき氷を食べて,その後,京都に戻ることにした.

能登椽 稲房安兼 🍡

第二休憩地点.宇治茶で有名な宇治だけに,茶団子屋も多い.今回立ち寄ったのは,茶団子が安くて美味しいと評判の「能登椽 稲房安兼」.基本は持ち帰りだが,店内でも食べさせてもらえる.とても親切な接客で良いお感じのお店だ.

一番小さな「茶のだんご」18粒入りが350円,それと冷えた宇治茶のペットボトル150円を購入した.合計500円.

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茶のだんごは1つ1つが小さくて,串に刺さっていない.濃厚なお茶の味がしてとても美味しい.18粒をパクパクといただき,これを昼ご飯代わりにした.

宇治と宇治川ライン

茶団子を食べた後,宇治を少しだけ自転車でまわった.

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上2枚の写真の通り,三連休の初日だというのに,宇治に観光客がいない.本来なら人混みが激しくて自転車で通れないような道にも観光客の姿がなく,自転車で普通に走れる.

あまりの閑散さに驚きつつ,宇治から石山へ向かうために,宇治川ラインへ向かう.

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宇治川ラインでは,そこそこの数のサイクリストとすれ違った.濃い緑に囲まれて,平地よりも少し涼しく,川を眺めながらのサイクリングはとても気持ちがいい.

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宇治川が瀬田川になり,石山寺まで来ると,周囲はすっかり市街地になる.石山寺は「蜻蛉日記」「更級日記」「枕草子」などにも登場する古寺で,紫式部は石山寺で「源氏物語」の着想を得たとされる.自分が通っていた高校の近所でもある.

伽藍堂 🍧

第三休憩地点.石山寺からさらに琵琶湖に向かって進み,路地裏の「伽藍堂」へ.かき氷が絶品と評判のお店だ.

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炎天下のサイクリングといえばかき氷,かき氷といえば炎天下のサイクリング.炎天下のサイクリングとかき氷には切っても切れない深い縁がある.

ここのかき氷が絶品だと聞いて,わざわざ京都から,八幡のひまわり畑を見た後,宇治を経由して,ここまで70kmくらい走って来た.その伽藍堂へ着いてみると,店先に何か張り紙がある.何かなと思って見てみると...

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会心の一撃を喰らって即HPゼロ.

それでも,ここで自転車を降りるわけにはいかないので,何としてでも美味しい「かき氷」を食べるために,スマホを取りだして「かき氷」でググる.

すると,茶菓 山川というお店が浜大津駅の近くにあることがわかった.

茶菓 山川 🍧

緊急の第三休憩地点.石山から浜大津まで,かき氷ダッシュして,「茶菓 山川」へ.和菓子のお店だ.

マンゴーを注文しようと思っていたが,メニューを見ると,「高島アドベリー」という見慣れない名前がある.「アドベリーって何ですか?」と聞くと,ボイセンベリーのことで,安曇川の特産品とするためにアドベリーと名付けられたとのこと.ボイセンベリーと聞いてもピンと来ないが,珍しい果実らしい.食べてみないわけにはいかない.

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というわけで,「高島アドベリーと高島大納言小豆のかき氷」.800円.高島アドベリーの酸味がスッキリした後味になって美味しかった.生き返った.

かき氷を食べ終わると,冷たいお茶をもう一杯出していただき,さらに,砂糖のお菓子をプレゼントしていただいた。

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向日葵とカキ氷を満喫したサイクリング

あとは京都に戻るだけ.南禅寺や上賀茂神社を通って帰宅.ちょうど100kmで7時間のふらふらサイクリング.この暑さで高速走行したら軟弱者は熱中症で倒れるので,頻繁に休憩しながら走るのが正解.

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たくさんの向日葵🌻は見られたし,美味しいかき氷🍧を2つ食べられたし,幸せな週末サイクリングだった.

© 2020 Manabu KANO.


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