
原稿提出前に,印刷して,声を出して読め!
研究室内では,そしてツイッターでも,散々繰り返して言っていることがある.ここにも書いておこう.
原稿を提出する前に,必ず,印刷して,声を出して読め.
これだけで誤字脱字を含めたケアレスミスは確実に減る.話の流れが悪いところや意味不明になっているところに気付ける.そして,修正できる.その結果,自分の評価はあがる.ジャーナルに投稿する論文の原稿,国内外の学会に投稿する論文の原稿,修士論文や卒業論文,それらだけに限らない.記事であれ報告書であれ何であれすべて同じだ.もちろん,学生が教員に原稿の確認を依頼するときもだ.
繰り返す.
原稿を提出する前に,必ず,印刷して,声を出して読め.
別に印刷しなくても… とか,別に声を出さなくても… とか,そう思う人もいるだろう.ケアレスミスを皆無にできたなら,いくらでも自分の流儀でやっていただいて結構.それができていないなら努力しろ.
前回は「論文を執筆するときに注力すべきこと」について書いた.何をどのように書くかが重要なのは当然だが,原稿が間違いだらけであれば,読んでもらえない.誤字脱字の多い原稿に書かれていること(数字とか)を信じろと言われても無理だ.それ以前に,読む気が失せる.
© 2020 Manabu KANO.