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ウイスキー検定2級に挑戦,そして合格

2021年3月にウイスキーを飲み始めて2年.どっぷりとウイスキー沼にはまってしまい,いまや約40本のボトルが自宅にある.ここまで来てしまったからには,ただ買って飲むだけでなく,ウイスキーをより楽しむために,ウイスキーのことをよく知ろうと思い,ウイスキー検定を受検することにした.

https://whiskykentei.com/about/

ウイスキー検定は一般社団法人ウイスキー検定実行委員会が主催する検定試験で,20歳以上なら誰でも受けることができる.初心者向けの3級,中級者向けの2級,上級者向けの1級があるが,いきなり2級を受験することができるというので,3級は飛ばして2級を受験することにした.

2級は「ウイスキーの文化や歴史、製法を理解し、ウイスキー通になりたい方を対象とした中級レベル」とされ,100問中70問以上正解すると合格となる.

しかし,問題は無茶苦茶難しい.少なくとも私には.どれだけ難しいかを知ってもらうために,ウイスキー検定のウェブサイトに記載されている練習問題を紹介したい.

次の中で「世界5大ウイスキー」に入っていないものはどれか。
1)ロバートブラウン
2)タラモアデュー
3)ジョージディッケル
4)バグパイパー

https://whiskykentei.com/exercises/#class02

竹鶴政孝が1919年4月に1週間実習を受けたのはどこの蒸留所か。
1)ロングモーン
2)ヘーゼルバーン
3)ラガヴーリン
4)ボーネス

https://whiskykentei.com/exercises/#class02

ロンドンのサヴォイホテルで生まれたカクテルで、別名「スコッチマンハッタン」と呼ばれるカクテルは何か。
1)ラスティネイル
2)オールドアライアンス
3)ロブロイ
4)バノックバーン

https://whiskykentei.com/exercises/#class02

これらが練習問題の一部だが,実際の試験問題は100問あり,物凄くマニアックな問題も出題される.ウイスキーに直接関係する問題だけでなく,スコットランドの歴史や文化に関する問題もあり,幅広い知識を要求される.ウイスキーの蒸溜所は数多く,クラフト蒸溜所も激しく増えており,ウイスキーの数は膨大で,とても覚えきれない.少なくとも私には.

それでも,ウイスキー検定公式テキストを購入して,いつぶりだろうかと思う受験勉強をした.

ウイスキー検定2級認定証

結果は...合格!

我ながら素晴らしい.

しかし,認定証と共に同封されていた「採点結果のお知らせ」を見ると,本当にギリギリの合格だったことがわかる.

採点結果のお知らせ

私の採点結果は「74点/100点」.まずまずの点数ではあるが,先述の通り,合格基準は100問中70問正解なので,ほとんど余裕がない.しかも,私のランキングは「407位/526人」だ.下から数えた方が圧倒的に速い...

それでも,合格は合格だ.

ウイスキー検定2級合格を祝して,ウイスキーで乾杯することにした.

折角なので未開封のウイスキーボトルを空けることにした.どれにしようか迷ったが,2023年に合格したので,シングルモルト津貫2023エディションを選択した.いやぁ,美味しい.

津貫2023エディション TSUNUKI 2023 Edition

ウイスキー検定合格祝い翌日の今日,弊学で物理工学科機械システム学コースのガイダンスがあった.新しくコースに配属された新2回生のガイダンスでは,その冒頭に教員の自己紹介がある.助教から教授まで物凄く多くの教員がいて,全員が担当科目が何かを伝える中,唯一私だけウイスキー検定2級に合格したことを報告して,「みんな何かに挑戦しようぜ!」と言い放ってきた.

自分が担当する科目が何かを伝えるのは実務的なのだけれど,学生にとって価値がある情報には思えない.「来週から講義開始だ!みんな来てくれ!」ならともかく,半年後1年後の科目では印象に残らない気がする.

私のウイスキー検定合格も学生にとってはどうでもいいことに違いないが,挑戦しよう!は本気だ.新年度,何かに挑戦して欲しい.

© 2023 Manabu KANO.


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