開成中学高等学校での講演
淑徳与野高校での講演の(そして夕食難民になった)翌日,開成中学高等学校で講演させていただいた.入学試験明けの休校日にもかかわらず,中高の生徒さんのみならず,校長先生にも参加していただき,2時間の講演と1時間の質疑応答で,しゃべりまくった.
講演時間が2時間あるので,研究の紹介も詳しくした.かなり難易度は高めで,特に中学生には難しかったと思う.
物理モデルと統計モデルを併用するグレイボックスモデル
多変量統計的プロセス管理(MSPC)による異常検出
サロゲートモデルによる局所脳冷却デバイス最適設計
専門知識(Domain Knowledge)の重要性
こんな感じで最先端の研究成果まで紹介した.
たくさんの質問をしてもらったが,ロードバイクや輪行についての質問もあった.講演終了後にも,自転車好きな生徒さんから質問を受けた.パーツを弄るとしたら,まずはホイールがいいと思う.カーボンホイールなんて言わずとも,Zondaとかに履き替えれば幸せになれると思う.
昼ご飯は開成生にも人気だと教えてもらった,ポポーのサンドイッチ.開成の先生が買いに行って下さったのだが,朝7時台で売り切れるのがあるそうで,朝7時に行かれたとのこと.有り難い.
カツサンドは温めてもらった.久し振りに食べた好物のフルーツサンドはとても美味しかった.さすがに3つは食べ切れず,たまごサンドは持ち帰った.
先生方とサンドイッチを食べながら話をして,進学校も大変だと痛感した.子離れできない(子供に自分の夢を押し付ける)親とか,生徒のモチベーション維持だとか.講演でお勧めの本を聞かれて,ファクトフルネスとか人を動かすとかを挙げたところ,既に読んでいたのは流石だと思った.
実際に開成学園を訪問して講演して話を聞いて実感したのは,くだらない校則で生徒を縛るようなことはまったくせず,先生は生徒を信じて任せ,生徒はそれに応えるという関係が構築できていることだ.
ポポーのサンドイッチを食べた後,日暮里に移動して,APAホテルの日帰りプランで客室から企業向けに講演した.こちらも3時間超.朝から計6時間の講演で,しゃべりまくった.
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