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能登半島一周サイクリング1日目:金沢→輪島
2021年の夏休みに,金沢から高岡まで,2泊3日で能登半島を巡るサイクリングに行ってきました.第1日目は金沢から輪島まで,走行距離129.0km,獲得標高804mです.
京都駅6:19発のサンダーバード1号で金沢駅へ.車内はガラガラです.ほとんど乗客がいません.
金沢駅でロードバイクを組み立てて,鼓門からサイクリング開始です.日曜日にもかかわらず,鼓門の周辺に人がいません.
金沢駅から海岸線に直行せずに,河北潟メタセコイア並木に立ち寄りました.滋賀県マキノのメタセコイア並木も素晴らしいですが,ここも良いですね.
のと里山海道と併走する能登海浜自転車道を北上します.概ね走りやすい道ですが,砂を被っていてハンドルを取られるところも多いので,走行には注意が必要です.海沿いの道を走るのは気持ちいいです.
千里浜なぎさドライブウェイに到着.一部閉鎖されていましたが,砂浜をロードバイクで快走することができました.テンション爆上がり!
タイヤの細いロードバイクで砂浜を走れるのか?と思うかもしれませんが,しっかりと踏み固められているので,30km/h以上での巡航も可能です.ただ,舗装路ほど軽快にというわけにはいきません.
砂浜を満喫したところで,道の駅のと千里浜へ.ここで見事な砂像を見ながら,マルガージェラートのジェラート・ダブルを食べました.能登塩と苺だったかな?
日本最古の木造灯台として知られる旧福浦灯台に向かいましたが,そこに向かう道が工事で通行止めになっていたため,引き返しました.日本海からの風が吹くからか,風車がたくさんありました.
ここから,能登半島国定公園を代表する景観の一つである能登金剛です.福浦港から関野鼻までの海岸線に,険しい断崖と奇岩が次々と現れます.
まずは,鷹の巣岩.
恐らく最も有名な,巌門.
巌門の周辺は公園のようになっていて,展望台もあります.青い空に青い海.最高です.
夫婦岩.
増穂浦海岸にある世界一長いベンチは全長460.9メートルあるそうです.
ヤセの断崖は,松本清張の「ゼロの焦点」の舞台となったことで有名な断崖絶壁です.高さは35メートルあるそうです.ヤセという名称ですが,周辺の土地がやせていたからという説や,断崖に立つと身が「やせる」思いがするからという説があるようです.
トトロ岩.ちゃんと目がありました.誰が目をつけたんでしょうね.
赤神.岩肌が赤色で迫力があります.
この先は,249号に沿って輪島市街に向けて山を越えます.能登半島一周サイクリング第一日目唯一の,そして3日間通しても唯一の,山越えです.とは言うものの,標高200mもありません.勾配も6%程度で10%を超えることはなく,楽に登れます.
輪島に到着.宿泊は輪島マリンタウンに近いルートイン輪島です.
あまり知られていないかもしれませんが,ホテルチェーンのルートインは,自動二輪や自転車で旅する人の味方として人気があります.ルートイン輪島でも,ロードバイクを屋内保管したいとチェックイン時に伝えると,自転車を拭くタオルを貸していただき,汚れを落としたらそのまま部屋に持ち込んでよいと言ってもらいました.神的な対応です.
温泉で汗を流してサッパリした後,予約していた輪島寿司処 伸福へ.輪島の街はとても雰囲気が良いです.
伸福では地物にぎりを注文しました.さらに,ノドグロのにぎり,アナゴのにぎり,茶碗蒸し.地酒もいただき,大満足です.
伸福で,輪島キリコ会館で御陣乗太鼓の実演を見られると教えてもらい,輪島キリコ会館へ.
はじめに,御陣乗太鼓の由来を説明してもらいました.天正4年(西暦1576年),越後の上杉謙信が奥能登に進軍しました.上杉勢は各地を平定し,名舟村へ押し寄せました.武器らしいものもない村人は,樹の皮で仮面を作り,海藻を頭髪として,太鼓を打ち鳴らしながら寝静まる上杉勢に夜襲をかけました.上杉勢は陣太鼓と奇怪な怪物の夜襲に驚き,敗走したと伝えられているそうです.とても迫力のある太鼓の演奏でした.
御陣乗太鼓を見学した後,ホテルに戻り,すぐに就寝しました.これで能登半島一周サイクリングの1日目が終了です.
ロードバイク:RIDLEY FENIX SL (リドレー・フェニックス)
ホイール:Campagnolo BORA WTO 45 (カンパニョーロ・ボラ)
サドルバッグ:APIDURA EXPEDITION SADDLE PACK 17L
輪行袋:grunge(グランジ) キャリー ライト
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