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クリスマスに夫婦で缶詰@JWマリオット・ホテル奈良

2024年のクリスマスイブ=誕生日は東京出張で,12月25日のクリスマスから3連休(というか1月6日まで13連休)のはずが,25日の朝は講義,夕方にはオンライン会議,26日午後にもオンライン会議,27日もオンライン会議2つと学位審査という生活で,代休も有給休暇もほぼ機能していない.まあ,これが平常運転ではある.

そんな中,たまにはゆっくり過ごそうと,JWマリオット・ホテル奈良に夫婦で宿泊してきた.1泊だけ.それも1泊2日の小旅行ともゆかず,25日12時までの講義を終えてから移動,そして26日14時からのオンライン会議(彼女は14時半から仕事)に間に合うように帰宅というスケジュール.

ホテル滞在は最大で約20時間.全力を尽くしてのんびり過ごすことを目的として,以下のような条件でホテルを探した.

  1. Marriott Bonvoyのポイントで宿泊できる

  2. エグゼクティブラウンジがある(Bonvoyのプラチナエリート会員なのでホテルにラウンジがあればアクセスできる)

  3. 広くて快適な客室がある

これらの条件を満たしたのが,JWマリオット・ホテル奈良だった.京都に住んでいると奈良に宿泊することはないので,これも良い機会だろうと思い,ここに決めた.

全力を尽くしてのんびり過ごすという目的を達成し,とても満足のいくホテル滞在だったので,その様子をまとめておくことにする.


ホテル到着

京都からほぼ真っ直ぐに南下して奈良市に向かう.JWマリオットホテル奈良の地下駐車場(1泊2000円)に車を駐めて,エレベータで1階へ.すぐに荷物とコートを預かってもらい,名前を告げると,2階のエグゼクティブラウンジに案内される.一般客とは異なり,チェックインとチェックアウトはラウンジでの対応となる.

驚いたのは,ベルボーイやその他のスタッフの外国人比率が高かったこと.宿泊客にも外国人が多かった.

なお,ホテルのバレットパーキングは1泊5000円.もっと安く駐車したい人は,ホテル直結のコンベンションホールの駐車場が24時間1000円で利用できるはず.

JWマリオット・ホテル奈良のロビー:クリスマス仕様
ロビーに設置されていたもの:クリスマス感たっぷり
1階エレベータホール:奈良だけに鹿

チェックイン

エグゼクティブラウンジにて,チェックイン手続きを行う.ミルクたっぷりのホットチョコレートか何かをいただいた.チェックインは15時からだが,到着したのが14時過ぎで,まだ部屋の準備ができていないとのことだった(事前に到着時間を伝えていなかった).部屋が用意できるまで外に出掛けてもよかったが,ホテルでのんびりするために来たので,ラウンジで待つことにした.

コーヒー,紅茶,日本茶それぞれ何種類かに加えて,ソフトドリンクは飲み放題なので,おかきとクッキーを食べつつ,色々と飲みながら,のんびり過ごした.

続々と宿泊客が到着していたが,見るからにお金持ちそうな身なりの人も多い.

エグゼクティブラウンジ

エグゼクティブラウンジでのフードプレゼンテーションは入替制で,
1)17:00 〜 18:00
2)18:30 〜 19:30
3)20:00 〜 21:00(子供は入室不可)
のいずれかを選ぶ.アルコール提供は17:00〜22:00なので,どの時間帯を選んでも,お酒を飲みながら食事できるが,最初の2つが子供同伴可なのに対して,最後の時間帯は子供は入れない.普段の食事時間が遅いのと,子供がいなければ静かに過ごせるだろうことから,20:00〜21:00でお願いした.

15時を少し過ぎたころ,係の方が「大変お待たせしました」と言って,ルームキーを持って来てくれた.

客室:ジュニアスイート

全力を尽くしてのんびり過ごすのだから,広めの部屋がいいだろうということで,角部屋のジュニアスイート(43m2, 1 King Bed)を予約しておいた.

ソファーに加えて,テーブルと椅子もある.浴槽付のバスルームとトイレは別で,2人で泊まるには十分な広さと設備だった.

アメニティも充実していて,何も持参しなくても問題なさそうだ.浴室にはシャンプー,コンディショナー,ボディソープがあり,入浴剤もある.歯磨きセット,髭剃りセットに加えて,マウスウォッシュ,ボディローションなどもある.ホテルのウェブサイトによると,英国のラグジュアリーブランド「アロマセラピーアソシエーツ」のアメニティをご用意していますとのことだ.私は聞いたことがないが,凄いのだろう.

さらに,ホテルロゴ入りのスリッパに加えて,バスローブ,パジャマもあった.ドライヤーはもちろん,タニタの体重計もあった.普段,アメリカ資本のホテルにはあまり期待していない(安いホテルにしか泊まらないから)のだが,とても充実していた.

夕方のターンダウンサービスでは,部屋の掃除とタオルの交換をしてもらっていたのに加えて,ラベンダーのピローミストをベッドに置いてもらっていた.

ジュニアスイート(43m2, 1 King Bed)
用意されていた和菓子:柿の餡が美味しい
ホテルのあちこちに苔がある
鹿の置物:さすが奈良だ
使いやすい洗面台
アメニティが充実している
パジャマとバスローブ
ホテルロゴ入りのスリッパ
タニタの体重計
靴磨きしてもらうときの靴入れ
ラベンダーのピローミスト

ヘルスクラブ(ジム)とスパ

彼女が平城宮跡を見たことがないと言うので,ホテルの近くだから散歩しに行こうと,日が暮れる前に出掛けた.

朱雀門は16:30で閉門になる.ちょうどそのタイミングになり,扉が閉ざされていくのを見た.朱雀門から大極門までの広い空間を横切るのが近鉄奈良線だ.近鉄は平城宮より強い.なお,平城宮跡内の踏切は17:00で閉ざされる.

平城宮の朱雀門:奥に大極門と大極殿院がある

平城宮跡に散歩に行ったあと,まだ食事までは時間があるので,2人でヘルスクラブ(ジム)に行った.ヘルスクラブ(ジム)とスパは,客室と同じ4階にあって,とても便利だった.

先日バンクーバーで宿泊したシェラトンホテルは,ヘルスクラブ(ジム)に行くのに一度ホテルの外に出ないといけない謎構造だったので,同一フロアにあることの便利さが身に染みた.

ヘルスクラブ(ジム)では,30分ほどペダルを回した.最後に5分間,斜度9〜15%の坂道を登るという設定にしてみたが,辛すぎて吐きかけた.

SPA BY JW

運動の後,彼女をスパに送り出し,その間に私はオンライン会議に参加した.全力を尽くしてのんびり過ごすのではなかったのか?と自問しながら.

客室に戻ってきた彼女の第一声は「小顔になった!」だ.

ちなみに,今回,彼女がスパに行くことにしたのは,直前にマリオットから贈られてきた$50.00のギフトカードがあったからだ.これで料金の半分ほどを賄うことができた.1ヶ月以内に使う必要があり,他に使うあてはないので,ちょうど良かった.

フードプレゼンテーション

レストランで食事することも考えていたが,JWマリオット・ホテル奈良のフードプレゼンテーションは質・量ともに十分だという口コミを見掛けていたので,夕食はエグゼクティブラウンジで済ませることにした.

前述の通り,一番遅い20:00〜21:00の時間枠を予約しておいたので,ジムで運動して,お腹を空かせて,20時少し前にラウンジに着いた.

評判通り,フードプレゼンテーションの料理は美味しく,種類も多く,次から次へと補充されるので,足りないことがない.お腹いっぱいになり,大満足だ.

お酒は,赤ワイン3種,白ワイン3種,スパークリングワイン,それに様々なスピリッツがある.ウイスキーも5種類あった.

なお,そもそもフードプレゼンテーションは夕食ではない.案内でも,夕食前の軽食にとある.このため,いわゆるステーキみたいなメインディッシュがあるわけではない.その点,過剰な期待は禁物だ.

フードプレゼンテーションの料理
様々なお酒

Silk Road Diningでの朝食

朝食は,エグゼクティブラウンジではなく,1階のSilk Road Diningでとる.

朝食は11:00までで,10:30がオーダーストップだったので,のんびりと9時前にレストランに行った.満席のため少しお待ちくださいとのことで,ロビーのソファーに座って待つことにした.10分は待つだろうと思ったが,結構すぐに席に案内してもらえた.

席に着くと,「卵料理がありますが,何かお持ちしましょうか?」とメニューを見せてもらい,彼女はエッグベネディクトを,私はチーズオムレツをお願いした.続いて,「コーヒーか紅茶か何がよろしいですか?」と訊かれ,彼女はコーヒーを,私は紅茶をお願いした.さらに,「ノンアルコールのスパークリングワインがありますが,いかがですか?」とのことで,えっ,そんなのが朝食で出るの?と驚きつつ,いただきますと答えた.

ノンアルコールのスパークリングワイン
ジュースなど
野菜たっぷりの朝食に大和まなのスムージー
朝食のつづき

朝食に供される料理の種類が驚くほど多かった.和食,洋食,そして中華.そんなに多くは食べられないので,じっくりと見て回ってから,厳選して,いただくことにした.写真は,最初と,最後のひとつ前,この他にも色々食べている.

緑色の飲み物が「本日のスムージー」で,大和まなに,バナナ,りんご,レモンを加えたスムージーだ.これがとても美味しい.凄く気に入って,3杯も飲んだ.他の客にも大人気のようで,何度も補給されていた.

大和まな」という野菜を知らなかったのだが,アブラナ科の越年草で,奈良県在来の葉物野菜で,奈良県により「大和野菜」に認定されているとのことだ.

この他の料理にも,奈良の食材を使用したものが多かった.三輪素麺もあった.こういう地元の個性を活かしたメニューはとても良い.

チェックアウト

標準のチェックアウト時刻は11:00だが,12:00にしておいてもらった.というか,客室が空いていれば16:00までチェックアウトを遅らせることができるのだが,空きがないとのことで12:00までならということだった.

11時過ぎにエグゼクティブラウンジに行き,チェックアウトの対応をして下さった方に訊くと,今年は今日(12月26日)以降がとても忙しくなるとのことだった.世間は冬休みに突入するのだろう.

11時半頃にホテルの駐車場に向かった.

エグゼクティブラウンジ

昼過ぎに帰宅して,私は早速オンライン会議,彼女も仕事へ.こうして,いつもの生活に戻った.

JWマリオット・ホテル奈良はお勧め.普段泊まるには高いけど.

© 2024 Manabu KANO.


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