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信州サイクリング2日目:緑のAACR 2023

いきなりですが,コース選択について結論を述べます.どちらに参加するか迷ったら120kmを強く勧めます.理由はこの記事の最後の方に詳しく書きます.

松本・安曇野エリアをサイクリングした翌日,信州2日目はいよいよ「緑のアルプスあづみのセンチュリーライド 2023」(緑のAACR 2023)に参加です.160kmクラス(1500名)と120kmクラス(500名)がありますが,相棒と相談して,今回は120kmクラスにエントリーしました.

緑のアルプスあづみのセンチュリーライド 2023
120kmクラス1組のゼッケン

スタート地点へ

120km1組は朝5:30スタートです.まずは,ホテルから「国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区」を目指します.距離にして10km弱.早朝の清々しい空気を吸い込みながら,のんびりとスタート地点を目指します.

朝5時前ののどかな田園風景

緑のAACR 2023 は最高だ!

120km1組は250名しかいないため,スタート地点はまったく混雑していません.雪の残る北アルプスの山を遠くに眺めながら,スタートを待ちます.

緑のAACR:120kmクラスのスタート地点

4〜5人ずつスタートしていきます.我々は,荷物を預けたりしていて,1組の後ろの方でスタートしました.まずは山の麓を北上します.

第1エイド:大町,ひやむぎ・水ようかん

最初のエイドは大町「国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区」です.ここまで19km.補給食はひやむぎ・水ようかん.どちらも美味しい!

コースから北アルプスを望む
木崎湖のみずほいちご桟橋

少しだけコースアウトして,木崎湖みずほいちご桟橋で写真撮影です.素晴らしい景色でした.

第2エイド:鹿島槍,ねぎみそおにぎり・漬物

第2エイドは鹿島槍の「鹿島槍スキー場中綱駐車場」です.ここまで42km.コースから駐車場までの登坂がなかなか厳しく,最高斜度が10%あり,自転車を押して登っている参加者もいました.もちろん私はこれくらいで足はつきません.補給食はねぎみそおにぎり・漬物.味噌は結構塩辛かったです.汗をかくので,サイクリングにはちょうどよいかも.

北アルプスの絶景を眺めながら走る
北アルプスの絶景を眺めながら走る

白馬エリアは絶景の連続です.主催者が写真スポットも考慮してコースを決めてくれているのでしょう.思わず「おぉーっ!」と声を出してしまうような景色が次々に現れます.

これまでにも,様々な土地で素晴らしい景色の中をサイクリングしてきましたが,白馬も素晴らしいです.サイクリストに絶大な人気があるのも頷けます.

白馬小径の自転車オブジェ
長野のジャンプ台
第3エイド:白馬,ピザ・レモンジュース


第3エイドは白馬の「ルポゼ白馬」です.ここまで64km.補給食はピザ・レモンジュースです.ここまでのエイドもそうなのですが,ちょっと物足りなく感じます.このピザなら2ピースは欲しいところです.

水が張られた田に映る北アルプス
第4エイド:鹿島槍,信州おやき・おぼろ豆腐

第4エイドは鹿島槍の「鹿島槍スキー場中綱駐車場」です.2回目です.ここまで78km.補給食は信州おやき・おぼろ豆腐です.信州と言えば「おやき」ですからね.おやきはこしあん,おぼろ豆腐はわさび醤油でいただきます.とても美味しかったです.

給水車の水は湧水で美味しい
川沿いの道も眺望が素晴らしい
第5エイド:自由な駐輪
第5エイド:鹿島槍,赤飯まんじゅう・味噌パン・安曇野りんごジュース

第5エイドは安曇野の「安曇野市研成ホール」です.ここまで112km.補給食は赤飯まんじゅう・味噌パン・安曇野りんごジュースです.赤飯まんじゅうは初めて食べました.なぜ赤飯を饅頭にしたのか謎です.味噌パンは,あんパンやクリームパンのように中に味噌がはいっているのかと思いきや,生地に練り込んでありました.最高だったのが安曇野りんごジュースです.凍らせたものが自然解凍されていて,とても冷たくて美味しかったです.5月の信州とはいえ,異常な暑さでしたから.

緑のAACR:120kmクラスのゴール地点

およそ117kmを走って,ゴールに到着しました.ゴール地点はスタート地点と同じです.第5エイド「安曇野市研成ホール」からゴール地点「国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区」まで距離は短いのですが,ずっと登坂なので,疲れた脚にはこたえます.

MCのお兄さんに明るく出迎えていただき,最後に開運堂のりんごの天使をいただき,預けておいた荷物を引き取って,ホテルに向かいます.

実は,この日のホテルは「梓水苑」,160kmクラスのスタート&ゴール地点です.このため,ゴールしてから,160kmクラスの参加者に混じって梓水苑を目指しました.それなら160kmクラスに参加したらいいのに,と誰でも思いますが,緑のAACRの前日はすぐに満室になってしまい,部屋を予約できなかったのです.それに,この日の走行距離は計140kmほどで,160kmより20kmも短いわけです.ロードバイク初心者の相棒にはこの差は大きく,120kmにしておいて正解でした.

信州ミルクランドの売店「ほっとミルク」のソフトクリーム

梓水苑にチェックインして,大浴場でサッパリしたあと,あまりに暑かったので,信州ミルクランドまで散歩して,ミルクと夕張メロンのソフトクリーム(大)を食べました.夕張メロンが濃厚で美味しかったです.

結論:120kmで良かった

さて,冒頭で「どちらに参加するか迷ったら120kmを強く勧めます」と書きました.その理由を書いておきます.というのも,50kmとか100kmであれば気楽にエントリーできるけれども,160kmは制限時間内に完走できるか心配だという人,160kmクラスと120kmクラスのどちらにするかで迷う人もいると思うからです.

実際に120kmクラスに参加してみて,そして120kmクラスのゴール地点から160kmクラスのゴール地点まで走ってみて,120kmで良いと思いました.

緑のAACRのコース

まず,2つのコースの違いを確認しておきます.160kmコースは120kmコースを含みます.160kmクラスの参加者が余分に走るのは,120kmクラスのスタート/ゴール地点「国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区」の南側です.このエリアももちろん安曇野の美しい景色を楽しめますが,北アルプスを近くに望む絶景が楽しめるエリアは北側,白馬です.ここは120kmクラスでも走ります.

さらに,どちらのコースもスタート時間は同じです.同時にスタートします.23km先行する120kmクラスの参加者が,160kmクラスの参加者よりも先にエイドに到着します.しかも,120kmクラスの参加者は160kmクラスの参加者より圧倒的に数が少ないわけです.エイドが空いていて快適に過ごせるのは,いや,エイドだけでなく道(そして撮影スポット)も空いていて快適にサイクリングできるのは,120kmクラスでしょう.

これらを考慮すると,ロングライドそのものが目的である健脚な人,どうしても一番長いコースに挑戦したい人,そういった人は別にして,手軽に景色を楽しみたいサイクリストであれば,120kmで十分にAACRを楽しめると思います.

というわけで,AACRでどれに参加するか迷うなら120kmを勧めます.

最後にRelive!

© 2023 Manabu KANO.

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