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美容医学技術の進歩の恩恵に浴していることに多くの人が気づいていない

美容医学の診療技術が進歩し、価格がリーズナブルに、より安全になってきました。

「まだ施術を受けていないあなたも恩恵を被っている」といったら信じられますか?

未治療の人もすでに幸福を得ているのです。

かつて「ハワイ旅行」は贅沢な余暇の過ごし方でした。なぜならば値段が異常に高い。ハワイに行きたくても行けない。羨ましい。その不自由さに不幸を感じたことでしょう。

さてさて、現在の航空運賃は物価価値を考えれば当時の数分の一。ハワイへ行くハードルが著しく下げられました。

ハワイに行きますか?

「ハワイね。行こうと思えば行けるけど今は別にいいや…」

ハワイに行けなくて不幸を感じる人はいなくなりました。手が届くところまで降りてくると、とりあえずは欲しくなくなるんですね。また今度でいいと感じるものです。

実質いつでも行ける状態になったということで、すでに手に入れた気分になるものなのです。

ハワイ行きの利便性が高まったことが、ハワイに行く人が恩恵をこうむるだけでなく、行かない人にも恩恵がもたらされたのです。

美容医学も同じ。値段が高くて、リスクも懸念される状態ではなかなか手を出せない。「自由が無い不幸」です。美容外科手術を受けた人を蔑む感情すら浮かびます。悲しいですね。

そして時代が変わりました。美容医療も安くかつより安全になり、多くの人にチャンスが巡ってきました。その結果「手に入れにくい不幸」が減ったのです。そして美容医療への渇望感が減りました。

「ふたえまぶたにしたいけど、今はいいや。欲しくなったらその時に相談しよう」

「その気になれば、いつでも。今は忙しいし」

つまりね。美容医療を手に入れたも同然なんです。

美容医療をまだ受けていない人も、自由にならない不幸から解放されたのです。そして美容外科手術を受けた人に対してひがみの感情を抱く必要がなくなったのです。

これって施術を受けない人にとって「ノーリスク、ミドルリターン」ですね。

美容医学の進歩は社会に大いなる貢献をしたのです。

(ビフォアアフターの写真、盛り過ぎだよなと思うキラキラした広告も実際多いですが、この側面においては貢献している部分はありそうです。)

わたしはまぶたしか治療しません。治す手段があり、かつ現実的にそれは手に入るものであるという事実を知らせたい。

まぶたのトラブルで苦悩する人にとって、「治す手段が身近にあることを知ること」は「救い」になります。少しずつ啓発して救われる人を増やしたい。

「手術をすれば治るのはわかっているけど、今は自分の判断で見合わせているんです」ってね。手術をしないでも救われてるってとっても健全だと思いませんか?


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