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二等無人航空機操縦士の資格を取得するまでの個人的備忘録 - スクールの操縦体験に参加するまで

2018年末からドローンを所持していて空撮をしていましたが、操縦に対する規制が厳しくなってゆくことから、正しいルールを知るために2024年の2月ごろドローンスクールに通うことを決意しました。
今回はスクールに通う前の動機について個人的備忘録としてまとめています。先に結論を書いておきますので、皆様は備忘録本編はあんまり読む必要がないですw

二等無人航空機操縦士の資格をとった動機は、
堂々とドローン撮影動画を公開したい→動画公開のために錦の御旗がほしい
法律違反せず目視外飛行と夜間飛行をしたい→練習が必要なくなることを知っていた
ということです。

スクールの体験会で一番印象に残ったことは、
あまりスクールに入校してほしいくない雰囲気を感じた→受講者が多すぎるのでは?という考察をした
ことです。

ドローンスクールに通う前のお話

ドローンとの出会い

動機については、あまり語る必要もないかもしれませんが、空を飛ぶものを操縦すること、さらにその一人称視点が得られるのは自分にとっての夢以外の何物でもない。安い買い物ではなかったですが、2018年の第四四半期ころに購入しました。
初めてのドローンは DJI MAVIC 2 で、発売してわりとすぐに購入。そのころは、ドローンに関することで発生した事件や事故のニュースもあり、いい印象は世間にもたれていなかったと思う。
今は閉店してしまった東京のライオンズファシリティというところで購入し、基本的な使い方くらいは教えてもらったり、室内の練習所で操縦をさせてもらっていました。(室内練習は、初回無料で、以降は有料だったと思うが確証はない)
日常飛ばす練習をするにはどうしたらいいのか、というのが重要だったので、購入先に飛ばせる場所を聞いていた当時の情報としては、「都心では飛ばしてはいけない」「田舎とかの田んぼの上空で飛ばすのはOK」という漠然としたものでした。自分としても、人や物件にぶつけなければOKで、ある程度離れるようにする、という認識でいました。
このため、東京在住だと、でかけてすぐの場所で飛ばせるところがないために、ほとんど田舎の実家に帰った時に飛ばしていました。さらに安全のため、田舎に帰った際でも自然豊かなところに向かうことになりました。もちろん、自分の育った田舎を空から見た時の、河の形の不思議さ、波打ち際の模様を真上から見た時の美しさを認識し、ドローンを買ってよかったと改めて思っています。

ドローン操縦開始初期

ドローン操縦で事故は起こすこともなく、だいたい MAVIC 2で10時間は操縦しました。時間が少ないと思うかもしれませんが、同じ場所で40分程度飛ばせばだいたい多く撮ったという感じです。つまり、15回程度飛ばしていることになります。田舎に帰った時に天候がよければ、夕方などのゴールデンタイムに出かけて飛ばしていたという感じですね。
人とのトラブルもまったくありません。たまに人が散歩にきていて(おじいちゃんが多かったですが)、話しかけられたりすることもありましたが、「ちょっと見せてよ」と言われて、お見せした時にカメラの画像を見せて、「きれいなもんやねー」となかなか好意的な反応をいただいたりすることがほとんどです。
そして、とうとう、海外旅行にもドローンを持ち出すようになりました。
ニュージーランド旅行での自然の中で飛ばしたドローンの映像が自分でも大好きで、旅行でどんど飛ばしたい!と考えるようになりました。(今となってはニュージーランドの法律もろくに調べていなかったので、何か違反をしていないか心配になりますが、2019年の年始の時点で通関の荷物チェックをされたときに、これはドローンです、と答えたら、「ベリーナイス、エンジョイ」みたいなことを言われたので大丈夫と思っています。もし当時のその国の法律でもダメだったとしても許してください。)
一番重要な点として、ドローンの映像はほとんど公開していませんでした。当時は、ドローン映像の違反を見つけて、インターネット上で晒されて、大なり小なりの炎上が発生するなどのうわさも聞いたことがあったからです。そのため、たいていの場合飛ばすこと自体を楽しむことを主として、動画は全部お蔵入りの状態にしていました。

コロナ騒動からのドローンのバッテリーの劣化

その旅行の後にすぐに来てしまったのがコロナ騒動です。旅行することはおろか、外に出ること自体も憚られるような時間が続きました。時間とともに圧は減っていきましたが、年単位で「旅行は悪」というような風潮もわりと長い間続いていました。普通の会社員の自分にも変なレッテルを貼られてしまうとなにかとまずいので、まったくドローンを使わず時間が過ぎていました。
ドローンの利用の再開を考え始めたころの2021年の末ごろは、いっさい外に出るなという雰囲気ではないくらいになっていたので、そろそろドローンの使用を再開しようとしていました。
その際に私が認知したことが、ドローンを飛ばすためのルールがいくつもできているということと、ドローンのバッテリーの激しい劣化でした。
ドローンを飛ばすためのルールができるようなことを、インターネットでの情報で見たこともあり、法律違反をしないようにと新しいルールについて調べました。
まずは、2022年の6月までにドローンの機体登録が義務化される(しないで飛ばすと、法律で罰せられる)ということも知り、すぐに機体登録を行いました。
しかしながら、登録したドローンに問題が起きていました。あまりに長い間バッテリーをそのままにしていたので、充電がゼロ近くになることでひどく劣化していたのです(一般的にドローンによくつかわれるリポバッテリーは、容量がゼロ近くになると傷んでしまう)。機体のバッテリーは3つあり、ギリギリ実用できるだろうというのが2つありましたが、プロポに関しては5分程度しかもたないほど劣化していて、そのために実用上使えないレベルになっているとの判断しました。もちろん修理に出してもよいかもしれませんが、海外旅行もしようと思っていたので、奮発して新しいモデルである MAVIC 3 を購入し、今も使っている状態になります。(特に4K60Pの動画が撮れるようになったことが、強い後押しになりました。MAVIC 2 では、4K30Pまでしかできないので。)
その後上司や両親の強い反対もあり、結局は海外旅行はしませんでしたが・・・。

もっと(ルールに従ったうえで)自由に飛ばしたい

MAVIC 3 を購入してからは、新しく情報として得たルールである「人や物件などから30メートル以上離れる」という制約を追加して飛ばすようにしました。結構これがシビアで、30メートルは本当に広いのです。例えば、ドローンを中心として直径60メートル何もないところがあったとしても、平面的な移動をしてしまうと電柱などがあったり、移動できないということがよくあるのです。そのため、できることと言えば、真上に飛ばしてぐるっと撮って終わり。それがとてもつまらない。そのほか、丘の近くの森などは電柱も何もないかもしれませんが、森の中では上空が枝で遮られて飛ばせない。仮に上空が開けた飛ばせる場所があったとしても、木ばっかりですぐに目視外飛行になってしまったりしてしまうのです。
結局、河口近くという、明らかに何もなく、ある程度自由にも飛ばせるような場所をお気に入りの場所として発見してからは、そこばかりに行くようになってしまったのです。本当にその場所は本当にいいところなのですが、毎回同じところに行くと、それ自体にも飽きがでてきます。
このような状態から脱却するために、国土交通省になんらかしらの申請をすればよい、ということも調べて分かってきましたが、できるだけそういった手間は減らしたかったのです。
さらに、国家資格の知識があれば、他の場所でも法律違反におびえることもなく、ちゃんとした知識で判断し飛ばせると考えました。そのうえ、限定解除で夜間飛行をすることができたり、目視外飛行ができるようになったりするようなことが書かれていたことも大きな動機になりました。目視外飛行では、森の中から飛ばすことができますし、夜間飛行では、いつもの場所での日の入りの景色が撮れると思ったからです。(今となってはわかっていますが、その時に理解していた内容と、実際の資格によってできることの範囲には乖離があります。)
こういった動機から、ドローンの資格取得に心が動いて行きました。

ドローンスクールの操縦体験&説明会に参加

2024年1月 東京の大手ドローンスクールでの操縦体験&説明会に参加した時の話です。

説明会

少人数での説明会になると思いますが、自分1人だけでしたのでわりとスムーズに進んだと思います。
まず対応していただいたインストラクターの方から、ドローンを飛ばしたい理由について尋ねられました。
私は「法律違反しないように空撮がしたい。人や物件から30m以上離れなくてよいように、目視外飛行もしたい。」というモチベーションについてお伝えしました。
その答えでいただいたのは「申請して飛ばせば良いんじゃないですか?スクールに来る必要はないですよ。」とのこと。(あとから自分でも詳細を学習していってわかるのですが、たしかに資格がなくてもちゃんと申請さえすれば自分のやりたい飛行方法で飛ばせるのです。)
商売っ気バリバリで勧誘が来るのかと思ったのですが拍子抜け。床屋さんに「髪切ったほうがいいですかね?」と聞くようなものですし。(どうしてそう伝えられたのかの推測ですが、生徒がいっぱいいてパンク気味だったのではないかと思っています。なぜなら、授業の予約も希望通りとりにくく、審査の予約も2か月もとれないほどだったからです。また、インストラクターに生徒加入のインセンティブはないのかもしれないと思いました。)

操縦体験

DJIのドローンとすごく古風なドローンの両方と飛ばさせていただきました。
DJIのドローンはもう慣れているのでスムーズに飛ばせたと思います。古風なドローンの方がすごい印象的でした。
同じ場所にとどまり続けるホバリングができないタイプで、ずっと微調整が必要でした。狭い室内の空間の中、ふらっと動いて壁にぶつかったりしないように、ずっと集中してプロポを操作していました。今ならわかりますが、いわゆるATTIモードしかできないドローンを初めて扱ったわけです。

申し込み

操縦体験も終わりましたが、説明会でもありましたが、ここでも無理に申し込まなくてもいいですよ?みたいに言われました。
最初から申し込む気で来ていたので、とお伝えして、その場でお支払い。
テキストなどをいただいて、始めるにあたって技能証明申請者番号の取得が必要なことなどを説明を受けました。

この時に気づいたスクール資料と実際のギャップ
この時点で気になったギャップは、テストはスクールと同じ場所で受けることができるとありましたが、実際は遠くに試験を受けにいかなければならなかったことです。
これくらいの差は目をつむるかと当時は思っていました。

スクールでの体験編につづく(予定)

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