近年増加する男性へのDV問題の現状
近年、ドメスティックバイオレンス(DV)は女性だけでなく、男性も被害者となるケースが増加しています。警察庁のデータによれば、令和5年には男性からのDV相談件数が過去最多の2万4684件に達し、約20年前の170倍以上となっています。
男性被害者が直面する現実
男性被害者の多くは「男は強くあるべき」「女性からの暴力や暴言にも耐えるべきだ」といった固定観念や社会的プレッシャーから、被害を訴えづらい状況に置かれています。横浜市のNPO法人「女性・人権支援センター ステップ」の栗原加代美理事長は、DV被害に悩む男性からの相談が年々増加していると指摘しています。彼女のもとには、妻からの暴言や性行為の強要に苦しむ男性など、多様な相談が寄せられています。
また、夫婦間で暴力が発生した際、男性側の被害が過小評価されるケースもあります。警察や支援機関に相談しても、男性側の訴えが真剣に受け止められないという声もあり、被害の可視化が進んでいない問題が浮き彫りになっています。
相談窓口の案内
DV被害に悩む方は、一人で抱え込まず、専門の支援機関に相談することが重要です。
全国共通DV相談ナビ: #8008
男性専用相談窓口: 各自治体の男性相談窓口やNPO法人などが提供する支援サービスをご利用ください。
DVは決して許されるものではありません。被害を受けた場合は、できるだけ早く適切な支援を受けることが、自身の安全と回復につながります。
しかし、お前はATMだ なんて言われたらなかなか修復できないぐらいの
ショックを受けると思いますね