厚生労働省のシーリング資料を見て思ったこと
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令和6年度第2回医道審議会医師分科会医師専門研修部会
資料のまとめ
2025年度専攻医のシーリング(募集定員の上限):2024年度と同じ基準で実施されることが確認された。
特別地域連携プログラムの新要件案:厚労省は、既存の要件を維持し、機構案の「新規に医師を1年以上派遣する」という要件を採用しないことを提案。部会で了承された。
人口10万人当たりの専攻医採用数の地域偏差:都道府県間で専攻医の採用数に大きな格差があることが問題視され、特に医師少数県での課題が浮き彫りにされた。
地域医療におけるミニ一極集中問題:青森、山形、福島などの医師少数県では、医学部の所在地周辺に医師が集中し、他の地域が医師不足に苦しんでいるという指摘があった。
研修医の希望と研修環境の問題:研修医の希望する研修環境が整備されていないことが、地域派遣のプログラムに参加を妨げている可能性がある。指導医の存在が重要であり、魅力的な指導医を地方に派遣することで若手医師がついていくという提案がされた。
地域医療の偏在を解消するための施策が数多く試みられてきましたが、
シーリング外のエリアで順調な医師数増加というわけではなく
エリア間差が目立っている状況です
研修の魅力なのか、経済、生活的な問題なのか、研修プログラムの問題なのか引き続き注目しています