6月16日 尊いなぁとぼんやり敬った
久しぶりにじっとりとした日。機械に水を入れて加湿していたのがついこの間のように思えて、てことはもうすぐ年が暮れて明けちゃうんじゃないかと焦る気持ちになる。
ゆうべ遅くに徒歩でサウナに出かけた夫が、鍵を忘れて真夜中に帰宅したため、起こされた。
こういうことが夫にはたくさんある。これほどまでに忘れ物が多いというか、注意が欠陥しているというか、丁寧でない人間は出会ったことがなかった。
かといって、自分が丁寧な人間だというわけではない。周りにちゃんとした人が多い環境で生きてきたというだけである。
そんな夫はおしゃれカフェが嫌いであるが、お昼は珍しくあそこのカフェに行こう、と言い出した。このチャンスを逃すまいとすかさず賛成してそそくさと近所のカフェへ。
私は炙りドライキーマカレーを、夫はタコライスを食べた。おしゃれじゃないか……。カフェ飯を食べながら、昨日の蕎麦寿司は美味しかったと言い合った。
すっかりはまった夫は蕎麦寿司のレシピを検索し、手間がかかりそうだとうなだれている。私ははなからお店でいただくものだと思っていたので、自分で作ろうとする意思が尊いなぁとぼんやり敬った。
夜はみっちり甘いトマトが家にあって、美味しいので2つも食べた。サルボ恭子レシピにのっとり、みょうがとナンプラーでぺろりとたいらげた。きゅうりもたくさんあるし、夏野菜と薬味野菜が美味しい季節がうれしい。この夏もナンプラーとすし酢と麺つゆでどんどん食べよう。