その50 食支援職種
私が活動する東京都新宿区の新宿食支援研究会では、食支援を次のように定義しました。「本人・家族の口から食べたいと言う希望がある、もしくは身体的に栄養ケアの必要がある人に対して①適切な栄養摂取 ②経口摂取の維持 ③食を楽しむことを目的としてリスクマネジメントの視点を持ち、適切な支援を行っていくこと。」
さて、この食支援にかかわるのはどのような職種でしょうか。新宿食支援研究会は以下のようにまとめました。
以下参照。
食支援とは、このように多くの職種が関わっています。医療職、介護職など多岐にわたります。地域という枠で考えると、これらの職種が連携し、それぞれの領域についてしっかり支援しあう合うこと、これが地域食支援です。一方、どの地域にもすべての職種がそろうわけではありません。だからこそ、補完し合えるシステムも必要になります。
地域食支援とは、どこかの現場でその人を支援することを考えるだけでなく、地域という大きな視点で食支援を考えなければなりません。
地域食支援には多くの職種が関与する。それぞれがそれぞれの役割を果たすことも重要。それに加え、何らかの職種がいなかったときに保管できるシステムを考えることも重要。