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その11 「スーパーポジティブリーダー」論

 地域の活動に限らず、集団における活動ではストレスがかかります。特に人間関係は大きなストレスに。「思ったようにやってくれない」「レベルが低い」「何考えているのかわからない」…などと人のことを悪く考えていくと際限ありません。会社のような組織ならば研修であったり福利厚生だったり何らかの解決法があるかもしれません。しかし、地域活動になると他所属なので、「言うに言えない」ことがストレスになります。

 それでも結果を出すためにどうしたらよいのか。大きくは2つです。まず、チームリーダならばチームメンバーの実力を上げていくこと。もう1つは、出来ることに目を向け、相手をリスペクトすることです。

 チームメンバーの実力を上げていくことは至難の業です。研修だけやっていても結果は出ません。相手がどのような職種で、どのようなパーソナリティーかを熟知し、本人のモチベーションを上げることが大前提です。

 しかし、単純に相手をリスペクトすることはできるんです。100失望していても、1期待に応えてくれれば素晴らしいのです。自分と違う職業ならば、1なんて桁ではなく、その職種の素晴らしさ、その人の魅力はたくさんあるはずです。

 また、組織運営になるとさらにややこしい人間関係になります。自分と相手だけではなく、組織構成員同士の人間関係まで考えなくてはなりません。

 だからこそリーダーに必要なのは、ポジティブシンキングなんてものではなく、「スーパーポジティブ」です。こんな大変な問題が起こっているのに、あんな大きな課題があるのに、期日は目前に迫っているのに、それでも笑って前を向けるリーダーが必要なのです。

 残念ながら、まじめで仕事を完璧にこなすタイプではない方が適しています。チームを俯瞰して見ながら、弱き者は立て、強過ぎるものは制しながらいつも笑顔で「あなたはすごい!」と言える「スーパーポジティブリーダー」が必要なのです。

 地域食支援のリーダーは「スーパーポジティブ」でなければできません!

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