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蜘蛛の糸(cf.芥川龍之介)

ある日の事でございます。

御釈迦様が、ふと下の地獄の様子を見ると、カップリングだ、攻め受けだ、と争っていました。

御釈迦様は不憫に思い、救いの糸をたらしました。

亡者はそれを見ても「尊い」というだけで、誰も助かろうとしません。

糸を切ると、今度は「ヤバイ」の声だけが地獄に響き渡りました。

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