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図形センスが身につく!必ずやりたい知育パズル

幼少期から図形に対する感覚を育むことは理系脳を育てる第一歩で、子どもが将来、算数や数学に親しみを持つために重要です。特に、図形問題は小学校に上がってから苦手意識を持ちやすい分野と言われています。しかし、図形センスは早い段階から適切な遊びを通じて自然に身につけることも可能なものです。

そんな図形センスを養うために、今回特におすすめしたいのが「タングラム」です。小さいころからタングラムを使うことで、楽しく遊びながら自然と図形に親しんでいくことができると思いますので、ぜひ試してみてください。


図形感覚にはタングラム!

タングラムは、紀元前2000年ごろの古代中国で生まれた(といわれている)パズルで、大きな正方形を7つの形(正方形、二等辺三角形、平行四辺形)に切ったピースを組み合わせてさまざまな図形を作り上げる遊びです。中国語では「七巧圖」といいます。ピースの組み合わせによって、無限のパターンを生み出すことができるため、単なる形の認識だけでなく、発想力創造性も同時に鍛えられます。

Wikipedia「タングラム」より拝借

タングラムの最大の魅力は、そのシンプルさにあります。何度でも組み合わせを変えられるため、毎回新しい発見があり、飽きることなく遊び続けることができるのです。さらに、ピースを回転させたり裏返したりすることで、手指の巧緻性(手先の器用さ)を自然に鍛えることができる点も知育玩具としての価値を高めています。

特に小さい子どもには、厚みがあり扱いやすい木製のタングラムが適しています。木製であれば手に持ちやすく滑りにくいため、ピースをしっかりと操作することができ、より集中して遊ぶことができます。また、ピースが散らばりにくいガイドボード付きのものを選ぶことで、子どもが成功体験を積みやすく、達成感を味わいやすくなるでしょう。

くもんの「さんかくたんぐらむ」

0~2歳向けの知育のためにタングラムを選ぶ際、特におすすめしたいのが、くもん出版の「さんかくたんぐらむ」です。この商品は、木製でちょうどいい大きさのピースがすべて三角形で構成されており、またガイドボードがついているのでタングラムに初めて挑戦する子どもにとって非常に分かりやすい構成となっています。何と言っても、このガイドボードが秀逸です。

  • 日常でなじみ深い図形(家や動物など)になっている

  • ピースがずれにくく、子どもが集中して取り組める

ガイドボードが充実の24枚! 商品外箱より

わが家では、娘が1歳を過ぎたころに、この「さんかくたんぐらむ」で遊び始めました。最初は1ピースの型はめから始め、次第にガイドボードの難易度を上げていって、1歳8か月ごろには8ピースの問題にも一人で挑戦してクリアするようになりました。2歳になるころには、単なるパズルを超えて、自分で三角形を組み合わせて独創的な形を作る遊びも楽しむようになりました。

ガイドボードの課題をこなす成功体験を積むことで子どもが自信を深め、さらに新しいことに挑戦する意欲を掻き立てられているように感じました。最初は親が「くるくる〜!カチャッ!」とお手本を見せてあげることで、1歳くらいからでも十分に子どもと一緒に楽しめるかと思います。

商品リンク:
さんかくたんぐらむ - くもん出版

ステップアップには「NEWたんぐらむ」

「さんかくたんぐらむ」で十分に遊び慣れたら、次に挑戦してほしいのが、「NEWたんぐらむ」です。こちらは、三角形だけでなく正方形や平行四辺形といった本来のタングラムにあるさまざまな形が含まれており、さらに高度な図形認識力を求められます。

難易度が上がることで、子どもはより高度な思考力問題解決力が必要となりますが、くもんのタングラムシリーズは段階的に難易度が設定されているため、自然なステップアップが可能です。最初のガイドボードは三角形の組み合わせになっているので、「さんかくたんぐらむ」の延長線上の難易度になっています。少しずつ難しくなっていくため、子どもが無理なく取り組むことができるでしょう。

また、タングラムのピースを使って、自由に形を作る中で、創造力や発想力がより豊かに発展していきます。図形感覚だけでなく、形を組み合わせて新しいものを作り出す力が自然と養われるので、将来の知的創造性や科学的思考にも役立つ力を培うことができます。

商品リンク:
NEWたんぐらむ - くもん出版

正解が一通りではない

タングラムの魅力は、ジグソーパズルとは異なり、正解が一つではない点にあります。何通りもの組み合わせ方が存在し、同じ形を作るにもさまざまな道筋があります。この多様性が、子どもに創造性柔軟な思考を育む機会を与えてくれます。

毎回違う解き方を試してみる中で、子ども自身が新たな発見をし、それに伴って問題解決能力や発想力が養われます。親としても、子どもがどのような置き方や組み合わせを試すのか、観察しながら成長を見守るのは非常に興味深いものです。

さらに、タングラム遊びは、空間認識力形状認識能力を自然と養い、子どもの論理的思考力も向上させる効果があります。楽しみながら試行錯誤する姿勢を育むこともできます。タングラムを使いながら親子で一緒に遊び、子どもの成長をサポートする時間を持つことは、知育の観点からも非常に有意義だと考えます。

このように、単なるパズル遊びを超え、子どもの図形感覚や論理的思考力、創造力をも自然に養う優れた知育玩具である「タングラム」。特に幼少期にたくさんの形に触れ、手指を使って考える経験は、将来の学びにもきっとつながります。ぜひ、タングラムを使ってお子さんと一緒に楽しく図形センスを育んでみてください。

では!あゆより「図形センスが身につく!必ずやりたい知育パズル」をお届けしました。「スキ」していただけたら励みになります!最後までお読みいただきありがとうございました!


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