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東大卒ママが小さいころ好きだった遊び

子どもにとって遊びは学び。娘を観察していると、夢中になって遊ぶ中でさまざまなスキルや能力が自然と身についていくことに驚かされます。

今回は、私が幼少期に特に好きだった遊びを紹介します。小さいころにただ楽しんでいただけでなく、今になって考えてみると実は知育的にも非常に優れた要素が詰まっていることに気づきました。もしお子さんの興味に合うものがあれば、ぜひ試してみてくださいね!


1.かるた 【記憶力を育む】

私が小さいころ、特に夢中になっていたのが「かるた」。両親と一緒に遊ぶのも楽しく、毎回新しい札の位置を覚えるのに全力を尽くしていました。かるた遊びは、記憶力ワーキングメモリを鍛える絶好の手段となります。

かるた遊びはただ札を探して取るだけでなく、どこに札があるかを記憶し、その情報を基に素早く反応することが求められます。これは、将来の学習時に重要になるワーキングメモリのトレーニングにぴったりです。また、札に書かれている文字や絵を読み取ることで、語彙力認識力も自然と向上します。特に0~3歳の子どもにとって、絵が描かれているかるたは、視覚的な刺激にもなり、楽しみながら記憶力を養えると考えます。

2.折り紙 【手指の巧緻性を鍛える】

折り紙も幼少期に大好きだった遊びのひとつです。紙一枚からさまざまな形を作ることが楽しく、完成するまで試行錯誤しながら何度も挑戦した記憶があります。折り紙は、手先の器用さだけでなく空間認知力を鍛える効果も期待できます。

また、折る順番を記憶したり、左右対称に折ることを意識したりするプロセスでは、思考力集中力を高める効果があります。さらに、完成形をイメージしながら作業を進めることで、目標に向かって段階的に取り組む力や忍耐力が身につくのも特徴です。一般的に、手を動かす遊びは脳の発達に良い影響を与えるとされており、折り紙はその典型的な遊びのひとつです。

3.ぬり絵 【運筆力と想像力を伸ばす】

子どもが最高のクリエイティビティを発揮する、ぬり絵。私も幼いころ、時間を忘れて一心不乱にぬり絵に取り組んでいました。ぬり絵は、運筆力(クレヨンや色鉛筆を上手に扱うスキル)を養うだけでなく、集中力想像力も鍛えることができます。

子どもが線の中に色を塗ったり、好きな色を選んで表現することは、手先の発達に寄与します。また、ぬり絵を通じて、色や形についての理解が深まり、視覚的な認識力も向上します。完成形をイメージしながら色を塗ることで、想像力や計画性も自然に鍛えられるのです。これらのスキルは、後々の文字を上手に書く能力(学習意欲の向上に必要)や創造的な思考にもつながっていきます。

4.ボードゲーム 【思考力を高める】

家族みんなで楽しめるボードゲームも大好きでした。父が将棋好きで、幼少期に一緒に遊ぶ中で思考力戦略的な考え方を自然と養ってくれたと感じます。すごろくのようなゲームでは、家族や友達と遊ぶことでコミュニケーション能力も育まれました。

ボードゲームは、ルールを理解して実行し、次の展開を考えながらプレイするため、高度な思考力や計画性が問われます。ゲームによっては、協力しながら問題を解決するスキルや、順番を守るなどの社会的なルールも学ぶことができます。幼児向けのルールが簡単なボードゲームの中には、2歳頃からでも楽しめるものもありますので、ぜひ探してみてください。

5.砂場遊び 【創造力と触覚を育む】

外遊びも大好きでしたが、特に砂場で遊ぶことに夢中でした。砂遊びは、手で直接触れる感覚が楽しく、さまざまな形の「オブジェ」を作る中で創造力を育てることができます。言い換えると、砂を何かに見立てて遊ぶことで創造的な発想力が刺激され、頭の中のアイデアを実現する力が育まれます。

また、砂の触感や湿り気の違いを感じ取ることで、自然と触覚も発達します。バケツやスコップを使って砂を運んだり、お山を作ったりするには、力の加減や器用さが必要になります。これらの感覚を鍛えるという意味でも砂場遊びは良かったと思います。最近、衛生上の理由で公園から砂場がかなり減っていて残念ですが、よく探せばまだまだ遊べるところはありそうです。遊んだらしっかり手を洗うようにすれば、手洗い習慣にもなりますね。

番外編:積み木・ブロック

最後に、番外編として積み木やブロック遊びについて触れたいと思います。私は積み木やレゴなどのブロックにはそこまで夢中ではありませんでしたが、他の多くの東大生が幼少期にこれらの遊びを好んでいたという調査(東大卒ママの会「『東大脳』を育てる3歳までの習慣」・小学館)があります。積み木やブロック遊びは、論理的な思考力やバランス感覚を鍛えるのに非常に優れています。

積み木は、積み重ねる際に重力やバランスを考慮しながら進めるため、物理的なバランス感覚予測力が鍛えられます。レゴなどのブロック遊びでは、複雑な構造物を作り上げる空間認識力や、部品を選びながら組み立て方を考える問題解決能力が育まれます。

私の娘は積み木やブロックが大好きで、日々遊びながら、だんだん規模が大きい作品が作れるようになっていく様子を見ていると、やはり知育に効果的な遊びだと実感しています。

まとめ

子どもにとって遊びは学びの基盤となる大切な要素です。振り返ってみると、幼少期に楽しんでいた遊びは、すべて知育にも通じる要素があり、今の私を形作ったものだと実感します。今、親として子どもと一緒に楽しく遊びながら、自然に発達を促すことができるということは、とても素晴らしいことだと思っています。ぜひ、お子さんの興味に合った遊びを見つけて、一緒に楽しい時間を過ごしてみてください。

では!あゆより「東大卒ママが小さいころ好きだった遊び」をお届けしました。「スキ」していただけたら励みになります!最後までお読みいただきありがとうございました!

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