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【絵本紹介#2】 食欲の秋に読みたいおすすめえほん<0~2歳>

秋は色々な食べ物が旬でおいしく、食育にも最適な季節です。絵本で食べ物について学んだり、スーパーで実物を見たり、あるいは収穫体験をしたりして、ぜひお子さんと楽しく食育をしたいですね。

第二弾の今回は、秋におすすめの食育絵本10冊ご紹介します。



りんごの絵本

1. りんご

文:松野 正子
絵:鎌田 暢子

(童心社)
  • 年齢:0歳前半から

  • 内容:
    いろいろな色のりんごが登場します。どれもおいしそう。最後は切って召し上がれ。

  • 特徴:
    りんごの色や形を形容する言葉がたくさん出てきます。絵もリアルなので、りんごに興味がわき、つい食べたくなります。

  • おすすめする理由:
    この絵本と、この次の「りんごです」はともに同じ言葉のくり返しが楽しい絵本で、はじめての読み聞かせにもおすすめの二冊です。

2. りんごです

文・絵:川端 誠
(文化出版局)
  • 年齢:0歳前半から

  • 内容:
    りんごです!

  • 特徴:
    りんご、という言葉で表現できる様々な姿形を見せてくれます。言葉が物と一対一の関係ではなく、いろいろな概念を表現できることを教えてくれます。

  • おすすめする理由:
    りんごです、という言葉を繰り返すだけなのに、七変化する絵に子どもは興味津々です。はじめての読み聞かせにぜひ手に取ってみてください。

3. りんごがドスーン

作・文・絵:多田 ヒロシ
(文研出版)
  • 年齢:0歳後半から

  • 内容:
    大きなりんごが空からドスーンと落ちてきました。みんなで仲良く食べましょう。

  • 特徴:
    落ちてきたりんごを食べに動物たちが集まってきて、りんごで雨宿りするというように、簡単ながらもしっかりとストーリーがありますので、想像力が鍛えられます。

  • おすすめする理由:
    「むしゃむしゃむしゃ」(りんごを食べている音)といったオノマトペが多くて、言葉の発達にも良い絵本です。

さつまいもの絵本

4. ほくほくおいもまつり

文:すとう あさえ
絵:なかた ひろえ
(ほるぷ出版)
  • 年齢:1歳から

  • 内容:
    みんなで力を合わせて掘ったたくさんのおいもを焼いて、楽しくパーティーします。

  • 特徴:
    「はじめての行事えほん」シリーズの一冊。「おおきなかぶ」のようなストーリー展開の絵本です。絵もかわいくて1歳ころからでも楽しめる一冊です。

  • おすすめする理由:
    都会ではなかなか体験できない、落ち葉の焚火の中で作る焼きいもはおいしそうです。これを読んでから収穫体験してみたいですね。

5. おいもさんがね・・

文・絵:とよた かずひこ
(童心社)
  • 年齢:1歳から

  • 内容:
    おいもさんたちは、自分たちでおいもほりをして、転がっていってお水に落ちてしまいます。一体どうなるのでしょうか。

  • 特徴:
    「おいしいともだち」シリーズの一冊。おいもを引くかけ声に、おいもの擬人化で、テンポがよくユーモアあふれる絵本です。

  • おすすめする理由:
    独特の掛け声やユニークなストーリーで、子どもたちも笑いながら絵本の世界に引き込まれていくと思います。

6. さつまのおいも

文:中川 ひろたか
絵:村上 康成

(童心社)
  • 年齢:1歳から

  • 内容:
    おいもさんは土の中でごはんを食べて体づくりをしています。なんの準備をしているのでしょうか。

  • 特徴:
    こちらもおいもを擬人化した絵本です。おいもほりと絡めたストーリーが楽しく、ウケること間違いなしです。

  • おすすめする理由:
    子どもたちが日常的にやっているような行動を、おいもに感情移入することで追体験できます。自分とは別の視点で考えることを、絵本を通じて経験できる点が面白いです。

柿の絵本

7. しぶがきくんがね・・

文・絵:とよた かずひこ
(童心社)
  • 年齢:2歳から

  • 内容:
    木から落ちたしぶがきくんは、動物たちにそっぽを向かれてしまいます。そこにカラスがやってきました。

  • 特徴:
    「おいもさんがね・・」 の 「おいしいともだち」 シリーズに待望の新刊!現代の子どもになじみの少なくなった、しぶがきを使って干し柿を作る過程を知ることができる、興味深い絵本です。

  • おすすめする理由:
    なかなか相手にしてもらえないしぶがきが、例の掛け声で大変身する展開は、それを聞くだけできっと子どもを笑いの渦に引き込みます。

しかけ絵本

やさいやくだもののイラストがリアルで美しく食育にとてもよいです。カット前の形と、切った後の形をめくりながら交互に見ることができるので、普段口にしている野菜や果物の本来の形を知ることができ、名前のインプットにもとてもおすすめな2冊です。

8. おやさいどうぞ

作:きのした けい
絵:阿部 真由美
(コクヨ)
  • 年齢:0歳後半から

  • 内容:
    いろいろな野菜を使ってお料理を作りましょう。輪切りに千切りに。

  • 特徴:
    いろいろな野菜がカットされていき、最後には立派な夕食になります。しかけ絵本で、野菜を切る前と断面が両方見られます。

  • おすすめする理由:
    食材としてよく目にする野菜ばかり登場するので、親しみがわきやすく、食育にもってこいです。

9. くだものどうぞ

作:きのした けい
絵:阿部 真由美
(コクヨ)
  • 年齢:0歳後半から

  • 内容:
    今日のデザートはなにかな。いろいろな果物を切ってみましょう。

  • 特徴:
    みんなが大好きなフルーツを食べやすく切って盛り付けします。いつものデザートはどうやって切り分けているのか、しかけ絵本で、果物をカットのしかたがわかります。

  • おすすめする理由:
    いつも食べている果物は、もともとはこんな形をしていたのか、とわかる内容になっています。買い物で見つけた時に、果物の名前が一致するようになると思います。

うたの絵本

10. おべんとうばこのうた

構成・絵:さいとう しのぶ
(ひさかたチャイルド)
  • 年齢:0歳前半からでも歌で楽しめます

  • 内容:
    今日のお弁当には何を入れようかな。

  • 特徴:
    みんなが知っているおべんとうばこのうたが絵本になったものです。秋はお弁当を持ってピクニックに行きやすい季節ですよね。ふきなど普段あまり子どもが聞きなれない具材も歌にでてくるところがいい歌です。

  • おすすめする理由:
    自分のお弁当を持って出かけた経験が少ない小さな子にとっては、うたを歌って覚えていてもなかなか想像がしづらいものです。絵本でどんなものを詰めているのか、視覚情報が聴覚情報と合流した時にぐっと意味の理解が深まると思います。

まとめ

以上、秋におすすめの食育絵本を10冊ご紹介しました。絵本で食材をインプットしたあとは、百聞は一見にしかず、お買い物に連れて行って実物を見てみましょう。実際に野菜や果物を見たり触れたりすることで、その名前や見た目を効率よくインプットできるでしょう。

今回おすすめした絵本は私の楽天ROOMにものせていますので、もしご興味あればのぞいてみてくださいね。楽天ROOMのURLは、私の Instagram アカウント (@ayu_chiiku) のプロフィールに貼っています。

では!あゆより「食欲の秋に読みたいおすすめえほん」をお届けしました。「スキ」していただけたら励みになります!最後までお読みいただきありがとうございました!


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