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2024年心臓血管麻酔専門医試験体験記③~合格への道のり:実践的勉強法編~

Dr.アネス@ますい科医です
待望の勉強法についてお話しする回がついにやってきました!

はじめに

体験記②までお読みいただいた皆様、ありがとうございます
今回は本命の勉強法について、赤裸々に語っていきたいと思います!

追記:無事に2024年試験合格しました!


現実的な勉強期間の組み立て方

「いつから始めればいい?」
これが一番の悩みですよね?🧐
結論から言うと、状況に応じて柔軟に考えましょう

私の場合
開始時期:試験の約6ヶ月前から

勉強時間
平日:1~2時間(3日間程度)
休日:家族との協力体制あり!

休日の過ごし方のライフハック:
子育て支援施設の併設図書館を活用
「パパ、1時間だけ勉強してくるね!」→家族と遊ぶ、というサイクルを確立

直前1-2ヶ月はこの生活が続きました(家族に感謝...)

試験の全体像が見えてきたのは最後の1ヶ月
それまでは霧の中を歩いているような感じでした(笑)


合格への近道となった勉強資料

★最重要資料★

・先輩直伝のまとめノート
・過去問(詳細は次回お話しします!)

まとめノートの魅力:
分野別の重要ポイント網羅
過去の出題傾向まとめ
解答・解説付き

※出題範囲や推薦教科書は心臓血管麻酔学会サイトをチェック!
(正直に告白すると、推薦教科書はほとんど開きませんでした...🤫)

教科書選びのコツ

①心臓麻酔ポケットマニュアル


見た目は小さいのに中身は博学!

試験に問われそうな内容がドッサリ:
解剖(特に重宝!)
P-V loop
圧波形

心カテ所見
rSO2
人工心肺
術式別の麻酔のコツ

...などなど、ポケットサイズとは思えない情報量です!

②小児先天性心疾患の教科書
小児先天性心疾患は苦手という方も多いはず
まずは図が多くやさしい言葉で書かれた教科書から始めることをお勧めします!

おすすめ教科書のリンクを貼っておきます!

ガイドラインの効率的な使い方

ガイドラインを全部読むのは現実的ではありません!
(聞いた話では印刷するとものすごい量になるらしいです😅)

私の攻略法:
過去問から重要箇所を逆算

特に注目すべきポイント:
クラスⅠ(やるべきこと)
クラスⅢ(やってはいけないこと)
クラスⅡのうち大事なところ

ガイドラインの表でまとまっている部分は要チェック!

専門医コースレクチャーの活用法
これは試験対策の強い味方です!

私の場合:
過去4年分+受験年度の計5年分を確保
(先輩から譲り受けました)

特に受験年度のテキストは徹底的に書き込み
最低2回は見直し(2回目以降は試験直前がおすすめ)

豆知識:実は人工心肺脳脊髄障害などの分野は、年度をまたいでも内容があまり変わらないことも💡

つまり、これらは超重要項目でありつつ対策しやすい分野なんです❗️

さて次回は、いよいよ最重要課題「過去問攻略法」についてお話しします。どうぞお楽しみに!


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