コロナ禍で増えている脂肪肝、MAFLDとは
脂肪肝を放置していると、動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中などになりやすく、肝硬変や肝がんに進展することもあります。
食べ過ぎ・飲み過ぎ・運動不足などにより、中性脂肪が肝臓に多くたまった状態が脂肪肝です。
肥満や糖尿病があると、脂肪肝は悪化しやすくなります。
これまで非アルコール性脂肪肝(Non-alcholic fatty liver disease:NAFLD)の疾患定義は、
①脂肪肝がある
②アルコール摂取歴がない(エタノール換算男性30g以下、女性20g以下)
③他の肝疾患原因がない
としていました。
「代謝異常関連脂肪肝(MAFLD)」は、全身の病気につながる脂肪肝を早期発見して治療するために2020年に新たな脂肪肝の基準として提唱されました。
・アルコールの摂取はあってもなくても関係ありません。
・糖尿病や肥満がなくても、中性脂肪や血圧が高いなどのメタボリックな原因があれば該当します。
心血管イベントリスクであるメタボリックな因子を伴う脂肪肝を全て拾い上げているのがNAFLDとの違いです。
大阪大学の研究では、夜食・飲酒・欠食(1日2食)がMAFLDの発症に関連する可能性が示されました。
あきらめて放置している人が多いのですが、
生活スタイルを改善すれば、ちゃんとよくなります。
習慣を変えるには、その人にあった方法を選択する必要があり、習慣化するためのコツを抑えておくと成功率が上がります。
山下あきこの個人コンサル受付中です。
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