戦国時代を舞台にしたミステリーで、直木賞も納得だぞ!日本版羊たちの沈黙、「黒牢城」
いやぁ、面白かった!
先日、今年の本屋大賞の候補作が発表されて何から読もうかなと思っていたが、直木賞の受賞作である「黒牢城」から読んだが、これが当たりだった!
戦国時代を舞台にしたミステリー小説
まず、この小説戦国時代を舞台にしたミステリーという新しい分野を確立させたことでしょう。
時は、安土桃山時代、織田信長が天下平定へとひた走っていた時代、播磨の国の有岡城を舞台にしている。
主人公は荒木村重、渋い
荒木村重って、大体の人は知らないと思。
自分も誰だっけとはなったんだけど、大河ドラマの軍師官兵衛のときに、田中哲史がつとめて、官兵衛が人質になるってことで覚えてた。
https://thetv.jp/news/detail/47420/
官兵衛を人質にした村重を主人公したのが肝
この荒木村重を主人公に据えたことがうまいなぁという感じ。
もう少し詳しく話すと、あるとき、荒木村重が織田信長に謀反を起こすのね。黒田官兵衛は秀吉の命を受けて、説得に行くんだけど、失敗して人質に囚われる。
ここからこの小説はスタートする。
数々の謎が持ち上がり、困った村重が牢にいる官兵衛に話すと、たちどころに解決するというストーリー。
探偵役を官兵衛にしているのね。
官兵衛は牢屋にいながら、なんで色々分かるんだという。
読んでて、なんか羊たちの沈黙を思い出したよね。
時代小説であり、ミステリー小説でとても面白かった。
直木賞受賞も納得の作品。
いきなりの大賞最有力作品に当たってしまった。
さて、2冊目は何読もうかな
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