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「嫌われた監督」って「嫌われる勇気」の実践だな、きっと!

「嫌われた監督」を読んだ!これが最高に面白かった。


落合さんが中日で監督を務めた2003年から2011年までの8年間の軌跡を綴っている。8年間で日本一1回、セリーグ優勝4回、日本シリーズ進出5回、そしてすべての年にAクラス(3位以内)という特段の成績を収めているというのはちょっとびっくりした。

ちょうどこの頃は我が地元の千葉を本拠地にもつロッテが強かった時期なので、プロ野球はよく見ていたものの、パリーグを応援していたのと中日は他球団と比べて地味なイメージしかないので(ファンの人には失礼)、中日がそんなにいい成績を収めていたのは意外だった。

落合監督は周りを振り回す。ときには謎の言葉をかけることで、ときには周囲には理解できない選手起用で、それによって誤解をうみ、チームに不和があっても気にしない。

後でそこには驚きの真意があったことがわかる。落合監督は常に今を見ているのだ。過去どうだったか、実績がどれだけあるかも関係ない。チームの中心を担うベテランであろうと、動きが落ちてきたと思えば即座に外す。それがベストの判断だと信じて。

この周りの人がどう思うかは関係なく行動をとったことで、色んなところから反感を生み、ときには嫌われたらしい。それでも、空気は読まず、その時その時のベストを尽くすのは「嫌われる勇気」を彷彿とさせる。

タイトルが似ていてなんだけど、「きらわれた監督」は「嫌われる勇気」を実践していると思う。ぜひとも両方読んでほしい。


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