ある意味衝撃の最後だった!ドラマ「THE DAYS」
こんにちは、サカモトです。
今回は、この二日間続けてきたドラマ「THE DAYS」の話です。さすがに、これが最後になると思いますが、本当にいいドラマだった。
前の記事はこちらです。
やっと最後まで見終わることができました。最後はどのように、締めるのだろうと思ってみました。主役の役所さんのナレーションでその後の福島原発について段々と説明する静かな終わり方ではありましたが、ある意味、そのナレーションの内容が衝撃的でした。
福島原発は、水素爆発が起こり、建屋が崩壊したり、2号機は燃料棒が露出し、4号機では使用済み核燃料プールの水が干上がったりと大変な事態が次から次へと起こっていました。
それらが一応はおさまり、最悪の事態を免れたのは東電の社員を始めとした作業員による海水の注入などの作業のたまものと思っていました。しかし、最後のナレーションではそれを否定します。
「なぜ制御を失った原発が落ち着いたのか、その決定的な要因は分からない」と。
確かに、原発に対して、人力でなんとかなるとは考えにくいわけです。それがなぜだか分からない、奇跡的なことが起こって、なんとか最悪の事態は免れたわけです。
もしかすると、チェルノブイリの時のような事態となり、半径80キロの範囲が人の住めない場所となっていたかもしれないわけです。なんだかゾッとします。
福島原発から半径80キロというと、東京を含む関東のほとんどを覆うような感じとなり、何千万人も住むところを失う、恐ろしい事態となったのかもしれないのです。
震災当時、のほほんとニュースを見ていた自分に本当に殴ってやりたい、
そして、最後に、もう一つ。このドラマの主人公、吉田所長は、2013年7月にガンに侵され、死んでしまうのです。事故からわずか2年です。
ドラマの中では、放射能の影響ではなく、事故の時のストレスとタバコの吸いすぎによるものと説明されます。事故が吉田所長の寿命を縮めたのは間違いないことでしょう。
吉田所長は事故当時に起こったことについて、詳細な証言を残していて、それを吉田調書としてまとめられているそうでず。
今度読んでみようと!
あと、この吉田調書を元に書かれた書籍がこちらの本です。
俄然興味を持ったので、今度ゆっくり読んでみようと思います。