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ピラティスの効果

コロナに負けるな企画ということで
再び自宅でできるピラティスエクササイズの話題です.

エクササイズを行っても,効果がないと意味がないですよね.
主観的だけでなく,数値的にも変わったことを確かめようと,
今回は,ブラジルの大学による論文で
紹介されているピラティスの効果を交えて,
お話しさせていただきたいと思います.

研究について

今回は介入研究で,以下のメニューを
これまでにピラティス経験のない,
バレリーナさん1名に8週間行ってもらいました.

<メニュー>
Hundred ×10 breathing
Roll up ×3
One leg circle ×5 each leg
Rolling like a ball ×6
Single leg stretch ×5
Double leg stretch ×6
Scissors ×5
Lower-lift ×5
Crisscross ×5
Spine stretch forward ×3
Corkscrew ×3
Saw ×3 each side
Swan ×6
Single leg kick ×6 each leg
Teaser ×3
Side kick ×3 each leg
Seal ×6
Push up ×3

まぁ,ものすごくハードです…笑
1日目は確実に筋肉痛のような気がします笑
このメニューを通常のバレエレッスンに加えて行い,
8週間の介入前後で体幹筋力と内腹斜筋と多裂筋の筋活動を測定しました.

その結果,体幹伸展・屈曲筋力は上がったが,
筋活動は低下したという結果が出ました.
大きな力を出す時に,
苦労せず出せるようになったというイメージです.

研究から

ケーススタディなので,
他の人にも同様の効果が得られるかはわかりませんが,
等尺性の体幹筋力そして
神経・筋活動をより高める可能性が示唆されました.
よくバレエの先生からお腹抜けてるよ~とか
背中使ってと言われる方は,ピラティスを
トレーニングの一環として取り入れてみてもいいかもしれませんね!

参考文献
・Ana, et al., Effect of Pilates Mat Exercises on Neuromuscular Efficiency of the Multifidus and Internal Oblique Muscles in a Healthy Ballerina. Journal of dance medicine and science 23 (2), 2019

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