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【39】『十二音日記』で振り返り一句【俳句】

前回学んだ『十二音日記』の型で早速実践してみました。


暮れの秋儚い日々や松の上

盆栽の手入れをしていると大量の芋虫を発見!
松の葉から取り除かれ、岩の上に落とされた芋虫の気持ちを詠んだ一句。

ちなみに虫がいることは盆栽的にはよくないことなので、そのあと庭師のところに入院させました。

まずは、芋虫を取っている時のことを書き書き・・・

みいつけた
かくれんぼ
キリがない
悪夢見る
何度も捕獲・・・・

葉っぱから岩に落とされた芋虫たち


なんだか私というか人間って恐ろしい生き物・・・・

おぞましい句になりそうだったので、芋虫目線で考えることに。

そしてできた句が、

暮れの秋儚い日々や松の上


岩から松を見上げて「あのころが懐かしいな」と、芋虫がしみじみ想う気持ちを詠みました。
「暮れの秋」には「秋の終わりを告げる」という意味があるので、芋虫が懐かしそうに惜しむ心情を込めています。






この日は健康診断だったので、その時のことを詠みました。

誘惑に全てを辞するきび嵐

秋は年に一度の健康診断。前日だけ健康的な生活を送る、我慢も結果もあまり意味をなさない無駄な努力を詠んだ一句。 

きび嵐のきびは、きびだんごの『黍(きび)』。
きび嵐には「収穫の時期を迎えた黍を、倒さんばかりに吹く風のこと」
という意味があります。

病院に行く途中、稲刈り前の田んぼがあったということと、強い風と誘惑に負けない強い心を重ねています。


作り終えて思ったこと。
「これ、解説がないと絶対読み解けない・・・」
でも、「健康診断」などダイレクトな単語を入れると幼稚な印象になってしまう。。。

俳句の難しさを痛感しました。



とりあえず、本を読みながら実践(アウトプット)していきます。

▲俳句を作ろうと思ったきっかけを記しています。良かったらご覧ください。

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