ベンチプレスで肩が痛くなる。肩甲骨を寄せる前にやるべきこと。

モビリティ・ファーストという考え方

トレーニングをする際に不安定な部分があると、そこの「安定性(スタビリティ」)を強化しようとしてしまいませんか?
その前に「 可動性(モビリティ)」 を確認することが大切ですよという話をしようと思います。
可動性が低下していると次のような問題が起こっているので気を付けましょう。

1. 動きのコントロールが失われる

可動性が低い関節では、動きを正しく感じ取る「センサー機能」が弱くなっています。そのため、正確な動きができなくなっているので壊れかけたGPSで目的地に行こうとするのと同じ状態になります。

2. 他の関節に負担がかかる

動かすべき関節が動かないと、その周りの関節が無理をして動くようになります。もしその動かされてしまった関節が安定性に欠かせない部位だとしたら。。


具体例:ベンチプレスの場合

バーを下げる動作で肩(肩甲上腕関節)の可動性が低下していると、肩の正しい位置を保てなくなり、肩が前にずれてしまうことがあります。
その結果、「肩甲骨(肩甲胸郭関節)を寄せて!」といった安定性を求める指示をしても、うまく修正できないことがあります。
修正できれば結果オーライ。しかし修正できなかったときにこういったモビリティ・ファーストといった考え方を知っておくのって大切ですよね。


解決策:評価して修正できるトレーナーに!トレーニング前の準備がカギ!

  1. どの部位に問題があるか?

  2. 可動性の問題か、柔軟性の問題か?

評価から見えてきた不安定の原因を特定できると、
ベンチプレスなどのメインの種目を行う前に必要なコンディショニングを取り入れることができます。


トレーナーとして進化するために。

この考え方を知っておくと、トレーニングの効率や安全性が大きく向上します。2025年春からスタート予定の講習会ではベーシックコースにてこういった内容を紹介させていただきます。
目の前のお客さまのために、未知を恥じずに楽しく学びあえるアットホームな時間をつくっていきたいと思っています。
詳細や募集は2025年になりますのでお待ちくださいませ!


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