モーモーチャーチャー
成城石井で見かけて、名前が気になりひとつ買ってみた。
まだ食べてもいないし、名前の由来なども全く調べていない。
外見を見る限り、プリンのようなものの上に少しのフルーツと白玉みたいものがのっかっている。
何も調べていない僕が予想するに、アフリカあたりの民族が食べていたスイーツ的なものがルーツではないかと思う。
単語に分けてみると、「モーモー」と「チャーチャー」に分かれるのではないかと考える。
どこかの部族の言葉なのか、オノマトペ的な言葉なのか。
少し脱線するが、日本のオノマトペ、「ツルツル」「ペタペタ」のように外国にも、各言語圏においてオノマトペは存在するのだろうか。
中学生の時に国語の教科書で、オノマトペについて学んだ記憶があるが、その頃から少し気になっている。
話を戻して、モーモーチャーチャーである。
全く予想のつかない言葉を見つめているうちに、少し怖くなってきた。
人間、自分が知らない言葉に出会うと、その得体のしれなさに不安や恐怖を感じることもある。
いつかの、「世にも奇妙な物語」で放送された「ズンドコベロンチョ」もそうである。
周りは当たり前のように使っているのに、自分だけがその言葉を知らない。これは新しい環境や仕事のなかに身をおいた時の感覚にも似ているのかもしれない。
しかし、知らないことが必ずしも悪いとは限らない。もちろん最低限知っておかなければいけないことはあるが、知らないからこそ広がる想像もある。
モーモーチャーチャーもそうである。
この記事を書く前に調べてしまうと、想像や思考の自由を失ってしまう。
自分の頭で考え、そこから初めて調べてみる。
もしかすると自分の予想は間違っているかもしれないが、自分で考えることが大切なのである。
この記事を書き終えてから、
やっとモーモーチャーチャーについて調べてみる。
そして実際に食べてみる。
もしかすると先に食べてから調べてみたほうがおもしろいかもしれない。
まだ自分の中にない概念だからこそ、好きなように着色できる。
自分で体験して、調べてみたときに初めて
モノクロの概念が色づくのである。