#002 Kindle出版で犯した3つの失敗
こんばんは!ドヤツエです。
本日は、Kindle出版でやってしまった世紀の大失敗を3つお伝えしたいと思います。是非とも真似しないでくださいね。裏返せば、失敗を避ければ成功の道へと近づけるわけです。ではどうぞ!
※本記事は最後まで無料で読めます。お楽しみくださいませ。
僕は趣味でたまに絵を描いておりまして、スニーカーの絵を描きTwitterなどにアップしていたのですが、
「いつかこの絵をまとめて、ぬり絵の本にしてみたいな……」
と淡い夢をいだいておりました……
そんなときに出会ったのがKindle出版です。
というワクワクから行動せずにはいられませんでした。今思えば、安易そのもの。決して若いわけではありませんが、若気の至り。ということにしておきましょうか。
そのワクワクは一体どこから来たのか。
全く根拠がありませんが、
というのも、日本ではスニーカーはちょっとニッチでマニアックな物です。みんなが履いてはいますが、みんながみんな興味があるかと言えば、?なのえです。しかし海外では超メジャーです。日本よりもずーーっと靴文化ですから。
ワクワクが一旦始まると手を抑えられず、
ニマニマしながらWordに自分でスニーカーの絵を貼り付けていきました。
そしてついに、スニーカーぬり絵の本が日本語版・英語版が完成。
出版後、「読んでもらえるかな」というワクワクで
胸が一杯になりましたが、
恐怖のメールがKindle Direct Publishingさん通称KDPさんから届いたのです。
「電子書籍でのぬり絵はamazonの規約上違反になります。」
「うそだろ……」
抵抗する術もなく、2冊一気に絶版に。下記が証拠画像です。
こんな画面、なかなか見られませんよね。レアですよ↓↓
これが例の絶版Kindle本です。見てやってください。
もちろん無料です▼
https://doyatsue.com/wp-content/uploads/2022/01/sneaker-nurie.pdf
amazonさんの規約をちゃんと読んでおけば、こんなことにはならなかったのかもしれません。
いや、自分の考えが甘かっただけですね。
それに懲りず、noteでも有料記事をだしてみましたが、全く売れずあえなく撃沈。
ぬり絵というマニアックなカテゴリーに輪をかけてマニアックなスニーカーの絵。マニアック×マニアック……
誰が買うだろ……そもそも需要がなかった……ということでした。
当たり前のことですが、ある程度需要があるかどうか、事前のリサーチが必要なんですね。今までほとんどリサーチをしていない自分が言うのもあれなんですが、、、汗
本を書きだす前にkindleページから調べてみましょう。
肌感覚ですが、検索ワードをいれて上位にあがってくる本が
Amazon売れ筋ランキング20万位以下でしたら、kindle本としてはそんなに需要がないと判断します。(10万位以内でしたら、可能性あるかも?)
実際に「ぬり絵」で調べますと、ランキング30万台がズラリ。
仮に出版できてもそんなに売れなかったかもしれません。
そこをどう取るかは、作家さん次第になります。
では、その2。いきます。
Kindle出版を始めたのは2021年1月。そこから半年で9冊出版しました。
この9冊という数字。一見多そうに見えますが、全くもってそうでもないのです。なんせブログやnoteからのお引越しがほとんどですので、執筆作業はだいぶ楽でしたね。
しかし、いざ完成した本を見てみると……
アルコール、ランニング、スニーカー、釣り、野球、家族、やりたいこと、等々
その時その時に書きたいことを書いていたら、
💀共通項が全くなし。
💀全部バラバラのジャンルの本
になってしまいました……
これらの本だけ見ると、一体何の人かわからないですよね。
誰に何を伝えたいということも。
そして、時間を少し置いて本の中身を改めて見てみると……何とも言えない内容の薄いものになっていました。
というわけで、初期の本は何冊か、出版停止にしています。m(__)m
この辺りです。。。苦い思い出です。
これには反省。
さらに、また欲張って英訳本を出してみたのです。それも2冊。アメリカや英語圏の電子書籍市場は日本より大きいので、
「英語なら日本人が出したものでも売れるかな」
ウッスラ希望を持ちながら出版。
結果は……全くもって甘かったですね。どこの馬の骨かもわからない日本人の本が売れるわけがなかったのです。無料キャンペーンのダウンロードも数冊でした。恥ずかしくてtwitterにも告知せず。今後一切英訳の本を出すのはやめよう、基本に立ち返って日本語に集中しよう。そう誓った出来事です。
上記のように
*書きたい本だけ書いた、
*英訳の本を書いた、
という2つの失敗ですが、失敗から得られた学びもあります。
自分が面白いだろうと予想して書く本は、世間も同じように面白い・興味があるというわけではないことです。当たり前のことですが、深く思い知らされました。
どんどんいきます、その3。
「読者のターゲットを決めずに好きなように書いて失敗」です。
Kindle出版を開始してから半年間は【この本はどんな人に届けたいのか?】
ここを掘り下げずに、今書けることを好きなように書いていました。
書けば書くほど、自分の作品は積み上がっていきますので
という自己肯定感はアップします。一方で
「どんな人に読んで欲しいのか、どんな人の悩みを解決する本なのか」
ということをあまり考えずに進めてきましたので、読者さんに刺さるわけもなくターゲットがぼんやり。気づかないまま出版をし続けた結果、あまり読まれずに終了です。m(__)m
もちろん、本をたくさん書いて自己満足するのもアリだと思いますが
その先の
*収益化
*少しでも人の役に立ちたい
と考えるのであれば、間違いなくターゲットは設定して、本を書いていきましょう。
メッセージを届けるターゲット+あなたの書けること・伝えられること
このあたりを意識すると、しないとでは本の内容も大きく変わっていきますよ。
僕の本を例に出してみます。
僕は今までにアルコール関連の本を何冊か出してきましたが、
本によって
*禁酒できないで悩んでいる人
*禁酒中の人
*禁酒したいけど、お酒をやめたくない人
*お酒のデメリットに気づいていない人
など細かくわけて出版していきました。切り口も、アルコール×時間、アルコール×運動、アルコール×実践記録など……
アルコールの本を書く前に比べて、かなりターゲットの輪郭を色濃くしたものになります。(それまでがひどかったですが……)
こうすることで読者さんが「これは自分のことかも!」とわかってもらえるようになります。
本のタイトルやサブタイトルでそれが分かれば一番いいですよね。
偉そうに言っておりますが、このあたりをしっかり意識できるようになってきたのはKindle出版を始めてしばらくたった後になります……
僕の仲間にはそんな遠回りをしてほしくない。そう願って書かせて頂いた次第です。ありがとうございました!
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