魅了させる方言

2020年5月26日 15:04

僕は茨城県出身ですが、僕の生まれ育った場所では特に訛りがあったわけでもなく方言にあまり馴染みのない人生を送っていた。

今年から移動生活をして間もないが、行く先々でいくつか方言を話す方との出会いが多くなった。

そして毎日のように方言と触れ合っていく中で僕は、その魅力に惹きつけられるようになっていった。

よくテレビなどで可愛い方言ランキングなどが紹介されているが、僕の場合方言に対しての感じ方が少し違った。

今年の1月に福島県南会津郡へ旅をし、そこで会津弁という今まで知らなかった方言に出会った。

南会津郡に少しの間だが滞在し、現地の方に会津弁を少し教わりながら覚えた。そして覚えたばかりの会津弁で会話をすると現地の方は笑ってすごく和やかな雰囲気になった。

僕はなんだか心が通じ合ったような気がして、とても暖かく豊かな気持ちになった。

そういえば僕の母は山形県出身で幼い頃から山形弁を話していたらしいが、今でも山形の親戚と電話などで話すときは山形弁だ。母に聞くと標準語より素に戻れるような気がすると言う。

これが方言の1つの魅力なのかなと思った。

方言はその場所ごとに全く表現が違い、同じ日本だが1つのカルチャーでありその違いを見つけるのもまた面白くもあり場所ごとのイメージを掻き立てられる。

これから移動生活を通して、あとどれくらい知らない方言に触れることができるんだろう。自粛生活が続いているがワクワクが止まらない。

しまひろ