イベントで電子決済を導入してみた(デジゲー博出展レポート)
こんにちは、同ZINEの主催のnpckcです。
11/12にデジゲー博に出展してきました。
ゲーム開発者とは色々なテクノロジーにチャレンジしたくなる生き物なので、イベントで電子決済を導入しようと決めたのですが、正直言うと失敗だったと思うので、レポートにしようと思いました。
【デジゲー博で同ZINE3号をご購入いただいた方への連絡】
13時前に発行されたDLカードのQRコードがちゃんと起動してませんので、お手数ですが、URLの直接入力をお願いいたします🙇
デジゲー博で同ZINE3号を!
デジゲー博は毎年秋葉原で行われる素敵なインディーゲームイベントで、今回ももちろん素敵でした……
今回は同ZINEの主催(npckc)が開発している「マロンの日」の体験版と、ちょうど11/10にリリースした同ZINE3号の分布がメインでした。
itch.ioでのバンドル販売 → https://itch.io/b/2071/zine-douzine-3
BOOTHでも販売中です!→ https://npckc.booth.pm/
去年は1スペース(机半分)にしたら隣のブースのどっちもマルチプレイ対応のゲームで、プレイヤーが結構自分のブースの前のスペースにはみ出してしまってちょっと大変なことになったので、今年は2スペース(机1本)にしました。
おかげでゲームの試遊スペースと同人誌の販売スペースを分けることができました。間にはTAKE FREEのチラシなどを置きました。
電子決済を始めるには~
前から同人イベントで電子決済を導入してみたい欲があって、今年の7月にSquare(https://squareup.com/)に登録してみました。
登録自体は無料でオンラインですぐにできますが、各電子決済サービスの審査に時間がかかります。銀行口座の確認なども必要です。
タイムラインとしてはこんな感じでした↓
7/5 Squareアカウント登録、各サービスへの申請、リーダーの注文
7/7 銀行口座確認OK
7/9 交通IC(Suicaなど)とiD審査OK
7/10 クレカ審査OK
7/12 QUICPay審査OK
7/20 PayPay
PayPayだけめっちゃ時間かかりました(2週間くらい)💦
あと、審査のたびにお店の写真とか送らないといけなくて、自分の場合イベントでしか販売していないから実店舗もありません。写真どうしうようかなと悩んでいたのですが、イベントで撮った設営完了写真(同人誌が写ってるもの)を送ったら大丈夫でした……審査、思ったより緩かったです。
リーダーのコストは5000円弱でしたが、それ以外は費用なしで無料でできました。時間がかかるだけ!
電子決済を実際に使ってみた
実は7月に開催された東京ゲームダンジョンで電子決済のテスト導入をすでにしたんですが、そのときは電子決済ができるという主張が足りなかったか、二回しか使いませんでした……
だから、今回はもっと「電子決済ができるよ」アピールをしようと思って、Squareのリーダーについていた電子決済の各サービスのアイコンが入っているカードをブースにおいていたりしました。
実際カードを見て「◯◯でお支払いできますか?」と聞かれたので、効果ありだと思いますが……
人多すぎてBluetooth繋がらん!
午前中はそんな感じで問題なくリーダーでPASMOなどのお支払いをいただいたりしたのですが、午後からはSquareのアプリを開いてもリーダーが繋がらなくなりました。リーダーを再起動しても繋がらないままだったので、午後は諦めて現金(またはリーダーなしでも使えるPayPayのQR決済)で対応しました。
他の出展者もBluetoothのモニターの反応が悪いなどの問題が発生したらしく、おそらく会場にはBluetoothデバイスが多すぎたと思います(=人が多すぎ!めっちゃ混んでた!)
東京ゲームダンジョンで使用したときはこんな問題なかったのですが、デジゲー博はかなり会場が混んでいたので、やはり会場の混雑が原因だったと思います……
電波があんまり飛ばないイベントなら問題ないかもしれませんが、たしかTGSでもポケットWiFi持ち込み禁止というルールがあったので、やはり通信機器が多いイベントではBluetoothのリーダーはちょっと……かもしれません(TGSからのお願い→https://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2022/jp/attention.html)
結論~リーダーはなくても良いかも
人が多いときこそ電子決済でぱぱっとお支払いをいただきたいのに、混雑しすぎてリーダーが使えないってなると本末転倒だ……と思うので、今後はリーダーでしか対応できない電子決済を諦めて、リーダーなしで対応できる電子決済に縛ろうと思います。
PayPayのQR決済はリーダーがなくてもできます。また、Androidの場合、スマホがNFCに対応している場合、タッチ決済を直接スマホで受付できるみたいです。タッチ決済OKなクレカ・Apple Pay対応のiPhone・Google Pay対応のAndroidをSquareのアプリが入っているスマホの背面にタッチすればお支払いをいただける仕様になっています(ハイテク……)
Androidでは今年の9月(https://squareup.com/jp/ja/press/tap-to-pay-on-android-japan)から始まったらしいです。(もしかしてiPhoneでもできるかもしれないけど、自分はAndroidなのでAndroidでしか試していない)
残念ながら交通ICなどの電子マネーには非対応ですが、PayPayとタッチ決済可能なクレカに対応すれば、それだけでも結構対応できると思うので、リーダーのBluetooth接続を心配しなくて済むならこのほうが良いかもしれません(あとこれならリーダーにお金出さなくて良いし!)
もし登録してみたいなら、次のリンクを使って登録すると最初の180日は手数料無料になります→https://squareup.com/i/00000000KC (そして同ZINEのSquareアカウントも180日手数料無料になるからwin-win…!)
次のイベント!
それでは、次のイベントの宣伝です。
再来週(11/24~11/26)は台北のGoethe Institutで開催されるゲームイベントに登壇します。
https://www.goethe.de/ins/tw/en/kul/sup/gam.html
メインの目的は同ZINEではなく11/26に行われる主催(npckc)が参加するパネルトークになりますが、せっかくなので同ZINEを持って台湾にいるインディーゲーム開発者にも日本で開発されている同人・インディーゲームを紹介する予定です。北京語は話せませんが頑張ります…!
あと、来年1月の東京ゲームダンジョンにも出ます! → https://tokyogamedungeon.com/
それでは、次のイベントまで🙇