くつを手づくり!
山元加津子さんに誘われて くつを手づくりできる、てのひらワークスの智さんのワークショップへ。
ともさんのくつ作りは去年、小松市で参加して 紐で結ぶくつを一泊二日で体験しました。
とても楽しかった、それでも最初のくつは足形の取り方が違ったのか、足にぴったり!とはいかなくて ちょっと残念でした。
だから 次こそは 履きやすく足にもぴったりのくつが作りたかったのです。スケジュールを合わせて岡山県吉備中央町まで行きました。
山元加津子さん、かっこちゃんは 一人では 目的地にたどり着けないので 普段は小林正樹さんが お供をされます。今回は 私が臨時のお供役を仰せつかりました。
新大阪駅のホームから一緒にわくわくしながら移動です。
てのひらワークスは岡山から単線の列車で揺られて一時間ほどの駅で降りて 峠を越えた先にあります。
とも先生が迎えに来てくださり工房へ。
円城寺の近くの古民家を改装してお住まいと工房にされています。どこを見ても 写真に撮りたくなる、何を見ても味わいのある空間で くつ作り、なんて素敵なんでしょう。
初日は もう裁断して縫い穴も空いている革の染めをしました。
表には山羊のヌメ革1.8mm、裏は同じ厚さの豚革を使います。
ともさんは 研究されたり工夫を重ねて 手づくりのワークショップで 初めてでもできるように 準備されています。
私はここから かっこちゃんのシューベース作りを見学。(ともさんが シューベース作りを教えるのはかっこちゃんが初めてだそうです。
木型にシューベースをはめたところ。厚みのある牛革とコルク素材を組み合わせてあります。
型紙を革に当てて 切ります。左右があるので一枚を裁ったら 反転して。
滑らないように踵部分に当てる革の名前はスベリというそうです。かっこちゃんが革に写しているのがそれ。水に浸して漉きやすくします。
漉く技術は見ると簡単そうですが 難しくて、道具は包丁といいます。向こうに向けて漉いたり、端は手前に手首を使って漉くのです。
重なりの部分を薄くしてギンメンを出します。裏側はトコメンといいます。
包丁はこれ。
漉き終えたら木型に沿わせます。
踵のところに当てて 中心になるようにします。
手のひらで型に添わせます。
釘で止めます。あとで抜く釘なので打ち込まずに少し残して倒します。
底になる部分も型に添わせて足先の部分は釘で止めます。
そして踵のスベリの外側と底の革とを木工ボンドで止めます。
しっかり固定して乾くのを待ちます。
なんだか捻挫の足首を固定するのに似ていました。
こんなふうに 金槌で叩きましたょ。シューベースの作業はここまで。
染めた山羊革(表)と豚革(裏)を縫います。足首を縫う長さの6倍の蝋引き麻糸を用意して 革を縫う針を2本端につけました。
踵も縫って サンバイザーみたいになりました。
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