くつ 手づくり 三日目

山羊革に打った釘をすべて抜きます。山羊革を底から剥がし反り返らせて折り目は金槌で叩く。土踏まずのところは切込みを入れて反らせやすくし、1cmほど残してカットします。

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両面ともトコメンの革とくつ底に黄色のボンドを塗り、10分待って貼り合わせる。くつ底の中央から貼って山羊革はあとからそわせる。


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ヤットコで縁を挟み、圧着する。

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バインダーで7mm感覚の印をつける。ヒシキリで縫い穴を開ける。ヒシキリの角度は約60°くらいにして底では内に入る感じになるように。


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縫い糸が ナイロン系になりました。強く引いてしっかり絞めるから。

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ステッチができたら余分なはみ出しを切ります。その機械がこちら。

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ソールは天然ゴムのクレープを選びました。

一枚、形を取り、反転させるか左右のくつを置いてソールの形を銀ペンで書きます。

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天然ゴムと くつ底の牛革の接着をよくするためにプライマーというそうです薬品を塗りました。

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ゴムはそのままでは くつ底のカーブに添わせにくいので プライマーが乾いたら 強力ポンドを塗ってからオーブンで温めて柔らかくします。

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ソールはとも先生が手早く貼ってくださいました。このあともヤットコでソールのゴムと革を挟んで圧着します。

グラインダーを使ってゴムの余分なところも削ります。ここも私はとも先生にお願いしました。

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ゴムのバリはハサミで切り取り、トコノールでくつ底の側面の革を仕上げます。

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ちょんちょん、とウェスでトコノールを置いてこすって伸ばし、乾いた布でみがく感じでした。


仕上げにヌメ革にミツロウを軽く伸ばします。

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片方だけミツロウを塗ったところ。

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木型から抜いて完成です。


とも先生、ありがとうございました!

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