冬の小作品展の絵
SUNABAギャラリー様「冬の小作品展」が無事終了しました。
ありがとうございました!
今回「眠りは小さな死」というテーマで4枚描きました。
ご紹介していきますね。
手前にいるのはバクです。
心配事や不安があると寝れなかったり眠りが浅くなってしまいます。
魂の底から深く眠りたい
しかし不安は生きてる限り無限にわいてきます。
だったらもう外界と切り離された世界でしか完璧な眠りを得る事はできないんじゃないかと思います。
たしかこの絵を描いたのは祖父の命日が近かった時です
火葬場の点火ボタンを親族皆で押したのを今でもはっきり思い出せます。
実は画面下の黒いスペースに黒い文字が書かれています。
日記より抜粋した「死」に対する自分の考えです。
元は自分の漫画「月の病室」をもとに描いた絵です。
眠っている主人公が過去の自分に見つめられています
夜ふかししてると2時半くらいを境にもう眠れなくなります。
なのでこの時間帯を眠りの峠とよんでいます。
夜でも朝でもない、世界から切り離されたような時間帯。
深海の底のようなこの時間、何が起こっても不思議ではないと思います
あまりタイトルに死を入れたくなかったのですがこのタイトルにしないと本当に死んでると思われかねないのでこの題です。
今回のテーマ「眠りは小さな死」をそのまま体現した作品です
自分にとって健康に一番大切なのは睡眠です。
丈夫な方ですが少しでも睡眠を怠るとすぐ体と心がダメになります
逆に少しの不調は死ぬほど寝たら回復します。
眠りは現実世界から逃避する手っ取り早い行為です
24時間ずっと生きてるなんて自分にはできません
適度に小さく死なないとそれこそ生きていけません
ちなみにこの絵、顔の左半分を隠すと死んだ人、右半分を隠すと眠ってる人みたいに見えます。
完成した後に気づきました。