ゲーム小話 デモンズソウル

梅雨がきた。おまけに気温も高く汗も張り付くし、晴れてはいるものの憂鬱だ。

こんな日はゲームの話でもしよう。

先日PS5の発表、さらにデモンズソウルのリメイクも発表された。
デモンズソウルは2009年に発売されたPS3のゲームで、今や人気タイトルになっているダークソウルシリーズの元祖とも言える(さらに元祖はキングスフィールドだと思うが、あれは一人称視点なのである意味こっちかなと)


たまたま見たMAD動画に惹かれてPS3と共に買ってきたのを覚えている。

【Demon's】ソウル体ってそんなものね【Souls Mad】
https://nico.ms/sm6844159?cp_webto=share_others_iosapp

美しい中世ファンタジーのお城と妙におどろおどろしい雰囲気に、ホラーが苦手ながらも惹かれた。
舞台は北の国ボーレタリア。ここの王様が古の獣を起こしてしまい、国が濃霧に包まれてしまった。濃霧から生まれたモンスター、デーモンは人間の魂(ソウル)を喰らうのだが、そのデーモンのソウルを人が得ると、とんでもない力が得られるらしい。
主人公はそんなソウルをもとめてやってきたキャラである。このゲームはキャラメイクで騎士や盗賊などの初期ステータスが決められるため、何のためにソウルを求めてここに来たかはプレイヤー自身の想像で好きに考えられる。
TRPGのようなものである。「貴方はボーレタリアにソウルを求めてやってきた探索者です」というていでキャラクターシートを作成するような。


以下、ストーリーのネタバレはなるべく最小にするが地名やキャラ名は出てくるので注意。






このゲームの何がいいって、独特の雰囲気と絶妙なゲームバランスだ。
とにかく敵が強いというか難易度が高いわけだが、決して無理ゲーではなくしっかり相手の行動を読めば対処できるようなバランスになっている。逆にいうとがむしゃらにただ剣を振っているだけだとなかなか進まない。
最初に入る城はチュートリアルとして初歩的な仕掛けや敵の対処などがあからさまな感じで置いてあるので、なるほどここはこういう対処をするのがいいんだな、と徐々に覚えていける。
何よりボスに勝った時の爽快感は凄まじい。竜を超え始めて塔の騎士にあった時「無理無理無理!!こんなでかいやつに勝てる気がしない!」と霧の靄(エリアの境界線)の前でしばらく立ち尽くしたことをいまだに覚えている。しかしそこも対処法があることを知り、倒した時は何かひらけたような気がした。

ダクソにも言えるが、このゲームはチュートリアルである最序盤をクリアできれば大体最後までできる気がする。最初でラスボス相当の敵ににノウハウを叩き込まれ、そのまま進んでいくような感じだ。
あと、このゲームはほかのソウルシリーズよりクトゥルフ要素が濃い気もする。ラトリアの塔とかまさにそんなじゃないかな。
ここはどんなことが起きてこんな惨事になってしまったのか、と想像を働かせる余地もあるので、考察を練る人も楽しめる。



あまり話すとネタバレがポロポロ出てきてしまいそうなのでこのへんで。
どうやらフロムはリメイクに携わっていないようだが、製作はフロムでも元々ソニーが権利を持っているため、こうしてリメイクが出ること自体が奇跡で、出るだけでも嬉しいのだ。

いやあ、発売日が楽しみだなあ。


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