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退屈の反対は興奮である(2023/01/02)
こんにちは。今日は朝から箱根駅伝を見ました。駒澤すごかったなあ〜という月並みな感想しか出ないレベルのにわかです。今日の日記はエセ京都人の京都バイブス全開です。自戒。
箱根駅伝を見ながらダンボールいっぱいのりんごを消費するためにりんご2つを炊いて、くるみとオートミール練り込んでパウンドケーキをつくりました。実家はオーブンがあるので捗る。
大して真面目に見るわけでもないのに往路優勝を見届けるまでテレビの前から動けず、メイクをし、筋トレをし、着替えて、年末に寺町の古本屋さんで買った本(十九人の阿部定、という縁起でもない昔の面白本)を読みながら往路の終わりまで見届けた後、初めて散歩がてら某天満宮まで行きました〜。
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店名の通り、宗教とか性に基づく本が多かった
篠山紀信の写真集とデュルケームの自殺論ほしかったなあ
近所やし晴明さんも拝もうと思ったら遠巻きに見ても行列だったのでスルー、そのまま天満宮にノコノコ行ったらこれまた信じられんくらい人がいて、屋台の通りが人でみっちり。疲れて10分で帰りました。あんなに混んでるんやね。普段の少なさとのギャップに引きました。
ほんまに、鳥居くぐる前にお礼もしやんで、何を一丁前に拝むことがあるねん。順番違うやろ。
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本殿の周りにある学業成就の御社と、竈社(かまどしゃ 台所の守神らしい、家庭・火災とか系っぽい)にお祈りして、退散しました。一瞬で疲れた・・・。しかもひとりでおみくじ引いたら人生で初めて半凶引いた。
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こんな珍しいのにひとりで引いたのやや虚しいなと思いなおさら早く帰りました。
帰り道、お目当ての喫茶店へGO。心配やったけど空いていて安心。店内撮影不可なのでSNSバズも回避しており、比較的落ち着いていてお気に入り。ラムレーズンアイスを注文したら、レーズンが練りこまれているタイプではなく自家製のラム漬けレーズンがたっぷりかかったバニラアイスでした(素晴らしい)。嬉しくて序盤にレーズン食べすぎてちょっと酔った。
ほろ酔いで暇と退屈の倫理学を読み進めつつ、序盤で印象に残った文章をタイトルにしました。
退屈の反対は快楽ではない
人は毎日同じことが繰り返されることに耐えられない。
退屈する心がもとめているのは、今日を昨日から区別してくれる事件である。(中略)すると、その事件の内容はどうでもよいことになる。不幸な事件でもよい。凄惨な事件でもよい。
退屈しているとき、人は「楽しくない」と思っている。だから退屈の反対は楽しさだと思っている。しかし違うのだ。退屈している人間がもとめているのは楽しいことではなくて、興奮できることなのである。
身に刺さる思い、これ以外にも、ラッセルの論じる「熱意があれば幸せ」という点について、「現実の忘却のための熱意ではないもの」でなければならない、と触れており、身に刺さりすぎました。現実を忘却するためにかりそめの熱中で時間を浪費する、現代人にとって最も多いパターンではないかと。ほろ酔いながらに・・・。
京都に住んで13年くらいですが、いやな京都人バイブスが育ってしまったなと、初詣に行って思いました。省みます。
夜は家でご飯を作って食べました。両親が、テレビに出てくる一般人に対して老けすぎだの、彼氏ができないのは自己愛が強いからなんだろうねだの、この子は度胸があってすごいだのと、適当な評価をしていて辟易としてきました。実家、1週間くらいいるとやっぱり疲れてくるな。
そういえば、マッチングアプリを始めて、マッチした人とトークはじめて30分で来週末相撲を見に行くことになりました。
人生おもろい、両国国技館デビューです。楽しみ。