（11）『バッグ』さんのおしゃべり。

この世に誕生したみんなの、おしゃべりシリーズ（11）回目。
今回は、14番目の方、『バッグ』さんのおしゃべりです。

VOICE-14　『バッグ』　～君を思うとき～

通りの花になりたいの。
あなたの花でもかまわない。

私はたくさんの思いを詰め込まれ、外に出る。
表向きは華やかにしていたい。
それが私の生き方なの。

いつもあなたに抱かれてる。
大事に大事に抱かれてる。

時には揉まれ、時には落とされ、色んなことが私に起こるわ。

そんな時は、私の中の”思い”の物達と会話をするの。
だいたいいつも同じ物達だから、話は決まっている。まあ、私や私の”思い”の物の持ち主の話ね。
毎日決まった時間に決まった場所へ収まるらしわ。
見ているからわかるの。

でも、会話するって大事よね。
心が軽くなるもの。
それって大事なことよ。
それって大切なことよ。
持ち主の負担も減ると思うの。

だから私たちは一心同体。
いつまで一緒にいられるかわからない。
さよならまで私は頑張るわ。
もちろん表向きは笑っているわ。

私は『あなた』と『通り』の花なんですもの。

『バッグ』さんたち