99.9%の人がやってない目上の方から信頼を得る方法

若手の経営者の成功には、ほとんどの場合、誰かの後押しがあります。
実は、その信頼を得る方法には一定のパターンがあるのです。

例えば、オンラインサロンのオーナーや、マーケティングのプロ、不動産の専門家など、様々なジャンルの成功者から信頼を得る方法は、基本的に同じアプローチが有効です。
しかし、多くの方がこのアプローチを実践できていないのは、人との関わり方の基準が低すぎるためです。

まず、自分が目上の立場だったと仮定してみましょう。
有名人や成功した経営者であれば、多くの人から会見を求められるでしょう。

その中で上位5%に入れば、信頼を得られる可能性が高まります。
なぜなら、その人たちの成長の可能性を感じるからこそ、時間を割くのです。
この行動パターンを意図的に作り出せれば、信頼を得ることに再現性が生まれます。

そのためには、人との関わり方の基準を高めることが重要です。
では、上位5%に入るには何を示せばよいのか。

それは「ポテンシャル」です。
若手の立場の場合、経済力や地位、フォロワー数で評価されるわけではありません。

目上の方が後輩を引き立てるかどうかを決める基準は、「今後伸びる可能性を感じさせる行動をしているか」という一点に集約されます。

では、どのように「成長の可能性がある」と思っていただけるかを言語化し、その行動の質を高めていけば、目上の方に信頼され、支援していただけるという単純な構図になります。

具体的に見ていきましょう。
目上の方が後輩に可能性を感じる時とは、どのような時でしょうか。

目上の方は、自身の指示通りに行動すれば、後輩を自分のレベルまで引き上げられると考えています。
つまり、自分の指示を的確にこなせる人がいれば、その人を育成できると感じるのです。

これを詳しく見ると、以下の3点が重要になります。

  1. 指示をどれほど正確に遂行できるか

  2. どれほど迅速に対応できるか

  3. その正確さとスピードがどれほど継続するか

これらの3点を高いレベルで示すことができれば、目上の方に信頼されるということです。

1.指示をどれほど正確に遂行できるか

では、一つ一つ詳しく見ていきましょう。
まず、指示を正確に遂行する能力です。
これには、指示を細分化して理解し、漏れなく実行しようとする姿勢が必要です。

1.メモを取る

そこで有効なのが「メモを取る習慣」です。
目上の方から話を伺う時には、必ずメモを取るようにしています。

ここで一つコツがあります。

「貴重なお話を学ばせていただきたいので、メモを取らせていただいてもよろしいでしょうか?」と一言添えて、スマートフォンのメモ機能やノートを取り出すだけで、相手は「この人は真剣に学ぼうとしている」と感じるのです。
これだけで、指示を正確に理解しようとしているという姿勢をアピールすることができます。

2.話をきちんと聞き、質問に返答する

次に、質問に対する返答の仕方についてお話しします。
質問には的確に答え、不明な点があれば「質問の意図を正しく理解できているでしょうか?」と確認を入れることが大切です。

必ず会話中に実践します。
これにより、相手の話をしっかりと聞いていることをアピールできます。

3.話を聞いていることを示す

さらに、相手に「この人はしっかりと話を聞いてくれている」と感じてもらうための効果的な方法があります。

人間の筋肉には随意筋と不随意筋があります。
随意筋は意識的に動かせる筋肉で、手足などがこれにあたります。
一方、不随意筋は心臓や喉仏など、無意識に動く筋肉です。

人が本当に話を聞いているかどうかを判断する際、不随意筋の動きが重要になります。
例えば、喉仏の動きなどです。
興味深いことに、眉毛は不随意筋でありながら、意識的に動かすことも可能な特殊な筋肉です。

目上の方と会話する際は、相手が重要な点を話している時や、会話が盛り上がった時に、必ず意識的に眉毛を大きく動かすようにします。

この「眉毛の動き」の基準を高めます。
「なるほど、そうだったんですね!」と言いながら、眉毛を意識的に動かすのです。

眉毛は基本的に不随意筋なので、相手はこちらが意図的に動かしているとは思いません。
しかし、実際には意識してやっているのです。

次に相手の話に合わせて、頷くことも大切です。
話すトーンの高さや、自分が共感した部分では大きく頷くなど、強弱やタイミングを合わせます。

頷く事は、講義の際などにも使え、自分が眠くなる事も防ぐことができます。

このテクニックは非常に効果的で、上位の経営者から好印象を持たれやすくなります。

2.どれほど迅速に対応できるか

2つ目の要素は、その指示を迅速に遂行する能力です。
これらの能力をアピールするには、例えば面談や会食後のお礼メッセージを最優先で送ることが効果的です。
他の連絡事項があっても、まずはお礼のメッセージを送ることで、迅速な対応力をアピールできます。

お礼のメッセージは、適切に作成すれば数分で完成させることができます。

内容としては、
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
という挨拶から始め、
「特に○○様のお話の中で、△△という点が非常に印象的でした。
この新たな知見を自身の業務に活かしていきたいと考えております」
といった具体的な感想を述べます。

さらに、
「あっという間に時間が過ぎてしまい、もっとお話を伺いたいと感じました。
今後、成果が出ましたら、ぜひご報告させていただきたいと存じます。
また機会がございましたら、ぜひお声がけください」
というような締めくくりを入れると良いでしょう。

このメッセージには2つのポイントがあります。
1つは単なる感謝の言葉で終わらせないこと、もう1つは具体的にどの点が参考になったか、そしてそれをどのように活用していくかを明確に述べることです。
これらの要素を含めることで、上司や先輩からの印象が格段に良くなります。

3.その正確さとスピードがどれほど継続するか

3つ目の重要な要素は、その熱意を持続させる能力です。
ここまでできるとトップ0.1%に入ります。

多くの人は、その場では熱心に見えても、実際に行動に移す人は限られています。
さらに、その熱意を持続させる人はごくわずかです。
これら3つの要素をすべて満たせる人材は、非常に稀少で価値があります。

持続力を示すには、LINEでも良いので面談から3日後に
「先日ご教示いただいた○○について早速実践してみました。
その結果、△△という小さな成果が得られました」
といった報告を必ず行ってください。

このタイミングでの報告が重要です。
さらに、約2週間後に「その後、さらに◇◇という大きな変化がありました」と報告できれば申し分ありません。

この期間に複数の取り組みを試みれば、何らかの成果が得られるはずです。
たとえ小さな成果でも、きちんと報告することが大切です。

そうすることで、上司や先輩に感謝の気持ちを伝えつつ、再度お会いする機会を作ることができます。
このような姿勢を示す部下や後輩は非常に評価が高く、支援してもらえる可能性が高くなります。

成功者から支援を受けることは決して不適切なことではなく、むしろ一般的な成功への道筋です。
この方法は実践するだけで大きな成果を得られる可能性があり、それほど多くの労力を必要としません。
尊敬できる方々と共に仕事をすることは、楽しく、かつ有意義です。

まとめますと、目上の人に対して高いポテンシャルをアピールすることが重要です。
具体的には、

  1. 指示されたことを確実に実行できる

  2. 迅速に行動に移せる

  3. その姿勢を継続できる

この方法の利点は、現時点で特別なスキルがなくても実践できることです。
行動力と素直さがあれば十分です。

この方法を継続的に実践していくうちに、驚くべき成果が得られ、いつの間にか自身も周囲から評価される人材へと成長していることに気付けます。

ただし、継続しなければ意味がありませんので、常に実践を心がけることが大切です。


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