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満天星躑躅、読めるかな?

有馬妙見寺で代表と8人のおとなが集まって、発展会を発足させた。

代表は私の女神の一人でもある。


神戸電鉄有馬温泉駅から線路脇の急勾配をぐっと昇り、有馬グランドホテルの駐車場の奥にある細い道を上がったところに寺の入り口がある。

坂を上がったところにまたさらに長い階段である。
なんといっても「有馬で一番静かなお寺」たる所以である。
脚力に自信のある方はぜひ。

いまは野鳥の声を聴き新緑を浴びながら、秋になると紅葉を愛でながら、階段をゆっくり上ると有馬を見渡せる境内につく。

その参道の脇は保安林であり、樹木医が定期的に管理に訪れる。
日本固有種の山野草、絶滅危惧の花もそっと咲いているが、それらを手に取り持ち帰ろうとすれば山肌を滑って命を取られるであろう。
これはただの警告めいた注意喚起だ。
山林に立ち入るとまじで危険!

境内へ上る前に小さな建屋があり、そのなかにはウミガメの剥製が鎮座している。

私は人生で初めてウミガメの剥製があることを知った。

明治時代に兵庫県の御影の浜に打ち上げられたカメを持ち帰って飾っていた大阪の商人が、商売が立ち行かなくなったため、カメを妙見寺に奉納したところ、栄えて豊かになったという言い伝えがあり、開運・商売繁盛のご利益があるとして祀られている。

発展会のメンバーの一人は、このウミガメの建屋を清浄した際に、布で御体を拭くと黄金色に輝き出して、自身の経営する会社の事業が拡大した、と言っていた。
私も名刺をもらい、他社より良心的なサービスをしていると知って早速、お仕事を依頼しようと今日思った。

開運とはこういう顕れ方をするのだ。

ウミガメは管理のため毎日は開帳しておらず、今後日にちを設定することも検討している。


いまのところ、寺全体がそのまま自然というか案内も少なく、そもそもアクセスマップを堂々と出していないため知る人ぞ知る存在であり、境内が六甲山登山道の通過点であるためハイカーが通り抜けるだけのような地点になっている。

実は見どころがまだひとびとに発見されていない隠れたパワースポットだ。

お寺のお父さんが熱心に植物の管理をしていて、日本の園芸種ではない山野草のことをたくさん教わった。

ドウダンツツジってどんな漢字を書くか知ってる?と聞かれた。
答えは題名の漢字。

咲いた花が満天の星のようだから、当て字でこう表記するそう。


脚に自信のある方は、ぜひ四季折々の寺の姿を見に来てください。

これから観光に足を運んでもらえるよう自然以外でできることに取り組んでいきますので、参拝したご感想や改善点などありましたら、こちらのコメントで書き込んでくださると嬉しいです。
発展会で話し合って取り入れてまいります。

覗いてくれたあなた、ありがとう。
不定期更新します。

また私の12ハウスに遊びにきてくださいね。




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