【乗ってみた】大さん橋〜竹芝まで橘丸

普段、八丈島航路が橘丸、伊豆大島航路がさるびあ丸ですが、事故のため、伊豆大島航路に橘丸が就航しています。

3/6からドックに入ってしまうとのことで、3/4,5の週末で橘丸で横浜〜東京に乗れる機会が終わってしまうことに気がつき、乗ってきました。

当初、空席が見やすい、通常の予約コースからの予約を検討していましたが、そういえばこの冬の時期は、夜景クルーズ座席なし1000円も発売されています。

筆者は夜景クルーズにしました。
同行者は納涼船にも乗っているメンバーを「普段乗れない船に乗れるよ!」と勧誘しました。

夜景クルーズは、事前に予約するとコンビニで支払う形となります。昨年のラブライブコラボ夜景クルーズはネット予約のみだったので今回もそうかと思い事前にコンビニで支払い、引き換え券を持って大さん橋に向かいましたが、通常の夜景クルーズは、大さん橋の東海汽船窓口でも買えるようです。出航時刻直前にも窓口で買っている方がいました。

当日、桜木町駅や、桜木町駅付近の旧横ギャラリーを見ました。別途投稿するかもしれませんが……。有料博物館並みに柱の展示や110号機関車の展示が面白かったです。
また、桜木町駅の観光案内所やワールドポーターズインフォメーションでWHILLのシェアリング社会実験をやっていました!平日の15時半までなのか、駅の観光案内所では「準備中」でしたが、ワールドポーターズでは貸出、やっていました。シェアウィルがもっと、より迅速に、社会に浸透していくことを願っています。

さていつも通り時間ギリギリの筆者は橘丸が18:00着18:10発予定の大さん橋に17:50頃につきました。
コンビニでゲットしたチケットと乗船券を、ロビー入って左手のカウンターで引き換えます。
「本日、横浜港および東京港で着発が遅れる可能性があり、東京着が20:45ごろとなる」と告げられました。また、「あの列が多分並んでる列です」とロビーの短辺を横断してなお続いている人々の列をさされました。
なんと……。なんと……。
帰りが遅くなっても問題ないほう、ということで土曜日にはしましたが早く帰りたさはあったので若干悲しかったです。なお、大型船とのすれ違いのための遅れとのことで、筆者は思わず東海汽船のスタッフさんに有名な客船なのか確認しました。ただの貨物船とのことでした。なおのちに、船の、フライトレーダー24のようなものを確認したところによると恐らくOOCL SHANGHAI という貨物船であったと考えます。
列に対しては、東海汽船の方などが制御していない、かつ橘丸が時間通りこない可能性がある中で既にぴっちりと暗黙のルール?のもと並ぶ人々にやや恐ろしさを感じました。

ワールドポーターズで購入していたハッピーセット(アートのずかんと、リトルツインシスターズキキ&ララグッズにしました)をロビーのカーペットがある椅子で食べました。大さん橋の公式HPによると、中央の椅子のうち、カーペットの敷かれていないエリアは飲食NG、カーペットの敷かれているエリアや、どちらかの窓寄りにある高い椅子のスペースなどは飲食OKとのことです。カーペットの有無の違いがあるのは床材の隙間から食べ物が落ちた時に清掃ができないからとのことですが、そんなところにそんな差があったとは。と思いました。

列に直前まで並ばずに橘丸のベイブリッジをくぐってきて、着岸ちょっと前までを大さん橋の屋上のようなところで見ましたが、なかなか良かったです。着岸前に大さん橋に向かって少々回転していました。投光器レベルの光で照らされて、橘丸に見つめられている、気がしました。個人の感想です。

着岸前に、乗船のための坂道への扉が開くのか、カッコいい着岸を、大さん橋の坂道(桟橋、低い階層とロビーの階層を繋ぐ坂道はデッキよりも海に対して内側にある)で並んでいたために見逃している乗客が多くいました。列の並び的に、居場所がデッキになった人々は、デッキの海側のガラスの柵にはりつくようにならんでいました。屋上からロビー、乗船口を通って彼らを初めて見たとき、筆者は彼らが「並んでいた、橘丸へ乗る予定の人」なのか、「勝手を知っており橘丸へ乗る予定は無いが乗船への道の途中まで来て、橘丸を見ているだけの人」なのか分からずいっとき焦りました。前述の坂道に留まっている人々を見て、デッキにはりついている人々も乗る予定の人々と判断し、安心しました。

橘丸はさるびあ丸よりもやや大きい気がする、と同行者が行っていました。外に出られるデッキの階層は2つほどしかなく、また、海外へ行った2代目さるびあ丸にはあった、船の壁とデッキの壁が狭い、廊下のようなデッキ部分はありません。

めちゃめちゃ寒かったです。

だいたいの構造は新さるびあ丸と同様でした。
筆者がなった際は、東海汽船が2等和室を座席予約なし1000円夜景クルーズの民のために開放してくださっていました。各部屋にある程度ずつ先客がいました。階段の両脇から回りこむ隠れ家のようなスペース2つの奥側でしばし過ごしました。なお回り込んだ廊下の突き当たりはカーテン式の更衣スペースと思われました。横の電気スイッチでそのスペースの電気がオンオフするのかと思ったらしませんでした。ちょっといじってしまったのですが…筆者がどこの電気をオンオフしてしまったのかは謎です。
100円返却式のコインロッカー、4人×対面 程度の部屋分け、近年の夜行にありがちな頭付近は作り付けの壁、といった構造です。
テレビ、共用のコンセントは覗いたスペースに2こありました。平均で4人に1個です。タコ足が可能な強さかは謎です。
いまどのあたりだろうね?と会話していたところ、覗いたスペースで一人だけくつろいでいた(我々に邪魔された)先客がテレビのチャンネルを「航路案内」に変えてくださいました。先客がナイスすぎる。羽田空港に近づいてきたのでまたデッキに登りました。

正直寒すぎてデッキからみた風景の記憶が曖昧です。羽田空港の飛行機は着陸の列を眺めることができました。大井埠頭は暗くて厳かなイメージがありました。

横浜ベイブリッジ、レインボーブリッジの下を通るのは謎の感慨があります。

ベイブリッジを潜ったら、日はとうに暮れているのに海鳥の群れが船の横を舞っていました。そういえば、いつも君たちこのあたりからいるね。

名残惜しいなぁと思いつつ橘丸を去りました。

浜松町駅へはほぼ繋がってるデッキで。竹芝駅のレベルで入り、エスカレーターで登ると首都高を越えるレベルに繋がります。

寒かった&風が強かったです!
行く方は防寒をおすすめします!!
今週末までは橘丸に乗れます!!おすすめです!!!


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