「nakamura」で作るおしゃれの出発点
日暮里から舎人ライナーに乗って10分ほど。江北駅で降り、歩いて5分もかからないところに『nakamura』はあります。
扉を開き、ゆっくり階段を登るとそこには、工房兼店舗のスペースが広がっており、ドレスシューズ、サンダル、スリッポン・・・と、様々な種類の靴が整然と並べられています。
いつかの雑誌に掲載されていた“ Tストラップシューズ”を見て、この靴が履きたい!と思ったのはもう数年前。
それから時を経て私がオーダーしたのは今年の3月でした。まだ、春にとは呼ぶには早く肌寒い日でした。
『nakamura』のオーナー中村夫妻にあったのはこの日が初めてでしたが、まるで初めてとは思えないような親切で穏やかなお二人。奥さんの民さんに左右足のサイズを測ってもらい、気になった靴を履いてみる。質問をすると旦那さんの隆司さんがしっかりと説明してくれます。
とにかく、沢山の靴を履いてみました。
気になるものはいくつもありましたが、やはり一番こころ躍ったのはあの“ Tストラップシューズ”。つま先の丸み、ストラップの幅、どれを取っても、とても好きな形。
まず一足目はこの靴だと思いオーダーをしました。
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時は流れて10月。出来上がった靴を受け取りにもう一度江北へ。ドキドキしながら、ゆっくりと階段を登りました。
相変わらず綺麗に並べられた靴たち。
何度見ても可愛くワクワクする空間。
以前は印刷所の作業台であった机の上に置かれた箱。
その箱を開けるとオーダーした靴が仕上がっていました。
履いてみて、履き心地がいいことに驚き、そして納得。
いろいろな洋服に溶け込みそうな雰囲気の靴に満足しました。
オシャレは足元からといいます。
毎日のファッションに合わせた靴を選び履くコーディネートもとても素敵だと思いますが、私は気に入った物をずっと履き続けたい。
同じ形、色をしていてもその時々でコーディネートに合う靴を履いていたい。きっと、中村夫妻の共同作業から生まれるシンプルで履きやすい靴は私が求めていた一足だと思います。
少しずつお気に入りの『nakamura』を集めていきたい。
今日のサロンワークもやっぱり“ Tストラップシューズ”です。
written by HEARTS / 松山絵美
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