見出し画像

新年も“挑戦&失敗”で成長します!

2003年の創業以来、新しい価値を生み出すチャレンジを粘り強く続けてきました。周囲からの「無理だ!非常識だ!」はエールに、信念をもって諦めないこと。「失敗でノウハウを蓄積し、成果は惜しげもなく公開することが事業戦略だ」と繰り返し社内共有しています。成功に捕らわれないことが、新しい挑戦への原動力になるのでしょう。

中小企業が動きを止めることは“死”に値します。2021年は複数のチャレンジを同時進行し、会社がバランスよく機能した年でした。年の瀬も社内のいたるところで難題に向き合い、議論が白熱しているところです(笑)。そんな中、成果が出つつある4つの取り組みをご紹介します。


①『♯ドッグフードにできること』

画像1

コロナ禍の影響を受けた生産者のピンチを救うため、全国のワンコが元気に食べ支えるキャンペーン。自粛を強いられた外食や観光産業のあおりを受け、生産者が丹精込めて作った食材の行き場が失われる事態。その上、生産(一次産業)者には主だった支援金・助成金制度がなく、輪をかけて苦しい状況に。安心安全なドッグフードの食材を支える生産者へ、日頃の恩返しをしなければと行動を起こしました。

全国のペットショップや飼い主さんにも協力を求め、多くの方々から賛同や応援の声が集まっています。私たちはワンコの可能性を信じ、(問屋を挟まない)生産者直接仕入れの目標額を例年の2倍に設定しました。皆さんの支えを後押しに、生産者に安定した還元ができるよう取り組み続けています。

▼「#ドッグフードにできること」キャンペーンサイト
https://www.purebox.jp/campaign_site/


②『猫は地球を救えるか?(仮)』

画像3

〈惑星限界〉という考え方を知ってから、人の判断と行動だけでは手遅れな環境問題が多いことを理解できるようになりました。そこで、長年のビジネスパートナーである犬に加え、猫の手も借りて今の地球環境を少しでも良くできないかと真剣に考えはじめました。

地球全体で年間8000万トンの廃棄繊維とまだ食べられる年間13億トンの廃棄食品を減らすため、解決の糸口を作りたい…まずは猫の可能性を信じて「はぎれネズミ大作戦!」を始め、今では全国7産地9社から地域特性を生かした魅力あふれるネズミが集まっています。このプロジェクトにニャンと言ってくれた全国の猫たちが「はぎれネズミ」と格闘チューです(笑)

▼「猫は地球を救えるか?(仮)」はぎれネズミ特設ページ
https://www.dotwan.jp/dotnyan/lp/


③クラウドファンディング『犬の食事で瀬戸内海を守りたい』

画像2

岡山の海産品として有名な養殖の牡蠣と海苔。しかし瀬戸内海で増えすぎたクロダイが養殖筏に住み着き、稚貝や成育途中の海苔が食べられる食害が深刻化しています。一方でクロダイの食材需要は少なく、漁で間引くことも難しい状況。

そこで、新鮮なクロダイで作ったドッグフードを犬が食べれば、新たな消費需要を生み出せるので、漁師さんも安心して漁が出来るようになると考えました。
クラウドファンディングサービス「READYFOR(レディーフォー)」で訴えたこのプロジェクトはお陰様で成立し、瀬戸内海を守るための小さな一歩を踏み出すことができました。今後は、どうすればクロダイの間引き漁を定着させられるかの仕組みづくりが課題となります。

▼READYFOR「クロダイを使ったドッグフードで岡山県の養殖業を守りたい!」
https://readyfor.jp/projects/okayamakurodai


④「ドットわん フリーズドライ おなか納豆」の論文が国際的な動物医療ジャーナル誌『OVJ』に掲載

画像4

18年前の創業時は“犬の納豆屋さん”と呼ばれる程、ドットわんと言えばフリーズドライ納豆でした。それまでなかった犬に納豆食を広めるという活動を粘り強く続けてきた結果、今では“犬の健康は腸から“に賛同する多くの飼い主さま、納豆の香りや食感がクセづく犬たちに愛用されています。

そんな「もっと愛犬に納豆食を広めたい!」と活動を続けていた6年前、ある納豆研究の第一人者から「人向けでも実現したことのない、機能性天然納豆を作ってみないか!」との声がけをいただいたのです。研究者の指導と納豆会社の協力により、試行錯誤で新しい納豆商品を完成させ〈おなか納豆〉と名付けました。

3年前には、国際線溶学会(International Society of Fibrinolysis & Proteolysis:ISFP)で発表の機会を得てエジンバラ(英国)へ。そして、2年前から岡山理科大学獣医学部との共同研究に着手し、「ドットわんフリーズドライ おなか納豆」に免疫活性作用が認められることを証明しました。

その研究結果をまとめた論文が今年、ついに国際的な動物医療ジャーナル誌『OVJ (Open Veterinary Journal)』に、査読済み論文として正式掲載されました。免疫システムを正常に保って健康で長生きするためには、日常的な納豆食が大切であること。創業以来地道に広めてきたご褒美のような出来事でした。機能性納豆の「ドットわんフリーズドライ おなか納豆」と、創業当時から根強い人気が続く「ドットわんフリーズドライ納豆」。2つの納豆どちらも自信をもってお勧めしていきます。


▼「納豆を食べた犬のNK細胞が活性化」(全文)※英語表記
https://www.openveterinaryjournal.com/OVJ-2021-02-033%20S.%20Mikawa%20et%20al.pdf


新しい年を迎えてもなお立ち止まることなく、進んで失敗を糧にする姿勢。
愛犬・愛猫の健康で長生きにつながる事業を、私たちはこれからも生み出し続けていきます。新しい寅年も皆様にご多幸が訪れますように。


+………………………………+
■自然食ドッグフード「ドットわん」■
直販サイトはこちら
https://www.dotwan.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?