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新春の旅、よん風景

碓氷バイパスから以前にも訪れたアウトレット界隈を抜けてプリンスのスキー場を見ながら進んでいく車窓には不思議なリゾート感…、何故だろう…?
いつの間にか新幹線を越えて旧軽側に来るとローソンの色がネイビーブルーに観えた…、ひょっとしたらセブンもかなぁ?とキョロキョロする…。
調べてみるとやはり景観条例に基づくものらしい…。どんな力が必要なのだろう…とか思ってみたりして…。
軽井沢駅に降り立つ…。
「いやぁ~寒い寒い…。」
何年振りなんだろう…?
大賀ホールに神尾真由子さんのチャイコフスキー「バイオリン協奏曲」を聴きに来て以来かな? 
10年以上前の話だな…。
旧軽井沢の端、中仙道沿いにある老舗旅館「つるや旅館」に向けて歩こう…。
今回は、予めそのつもりでキャリーバッグではなくリックなのでガタガタ音をさせたり所々で持ち上げたりしなくて済む。けっこう気になるからね…。
駅前通りは、道幅広く背が低い建物に正月過ぎで開いている店も少なく人通りも少ない。
大きな交差点を渡って少し進むと妻がチョコーレート屋さんを発見して通りを渡って引き込まれて行く…。
「ショコラデンブルグ」
「軽井沢チョコーレート館」
まるで、宝石屋さんみたいに静けさに包まれ白をベースにチョコが指紋一つないショーケースに並んでいる。
女性店員さんも穏やかに小さく
「いらっしゃいませ」
と云った後は仕事途中の手を止めて静観している対応で、此方が伺うまでは余計な紹介アドバイスがなくて私のような家の周辺しか知らない者にとっては緊張感漂う雰囲気…いい雰囲気ね…。
「コーヒーを飲んでいこう…。」
との提案があって数人分しかない窓辺の席に座る。
正直云うと何を頼んでいいのかが分からない…アップルパイとかチーズケーキがいいんだけど…。
とりあえず、甘さ控えめらしきビター系でアドバイスをもらって注文をする…。
その後にも2〜3組かのお客が来店したけれど予想と違っていたのか直ぐに出ていった…。
コーヒーにチョコ1個。

それにオマケが1つ付いてサービスされた。

何だかフランス料理のテーブルに向かっているようなお洒落な時間を過ごしているものだ…。
温かい珈琲に甘め生チョコと渋いチョコをまるでリスのように食べる。
妻の方が何処へ行っても自然体だな…。
「明日、孫のお土産に寄りますね…。」
と店を出る…。
ひょー、寒い!
と外に出るとカップルの新規さんが入店していった。
ちょっと歩いたら…、
あら…、アップルパイ屋さんがあった!
「明日だな…。」
Y路地、いや5差路?
「いつだか泊まった万平ホテルへの道?」
ジョン・レノン絡みでロイヤル・ミルクティー&アップルパイしました。
そして、帽子屋さんに反応した妻は
「気に入ったベレー帽があれば…、」
と覗きかけたが直ぐに歩きだした。
まァ、どちらかというと孫への小物のお土産があればとアンテナを張っている感じ…。
一方で私の方は、又々ジョン&ヨーコ列で「フランスベーカリー」を探す…。
いつだか、妻が「リャド」に反応した…ギャラリーは此処だったかな…?
本当に買っちゃうのかぁ〜と思ったものだと笑ったりしながら緩やかながらも勾配の付いた旧中仙道の石畳を歩いて宿に到着した。

画像は、軽井沢ウェブさんからです。


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