「ただ栄光のために」(堀内恒夫物語)
映画鑑賞系が続いたのでちょっと変化して…ブックBOOK 📖〜📚️。
私の読書は風呂とトイレが多く、次に室内ウォーキング…、椅子に座って読むというのが少ない…。
風呂読書に選ばれるものは流石に新刊的なものではなく一度は読み終えた物が多い。2周め3周目という代物である。
雑誌類は別として、頻繁湯けむりにさらされる本は海老沢泰久氏の
「ただ栄光のために」(堀内恒夫物語)
コレです!
文庫本背表紙には「不世出のピッチャーの半生を描いた傑作伝記小説」とある。
「伝記小説」とは何か?
「著者の想像創作が含まれたものは、ノンフィクションとは言い難く…、」とY知恵袋にあった。
さて、この「堀内恒夫物語」ではどの程度が想像創作なのか?
小学生時代に読んだか聞いたかしたマスコミ情報や最近ではYouTubeで本人から語られるエピソード等を照らしてみると少なからず事実が分からないわけでもないが、何しろ突飛な存在である。
一流と云われるスポーツ選手の多くは、当たり前の話だが普通の人ではないのでそれはそうなのだが、彼が異色なのは年功序列先輩後輩が色強い時代に10代の若造が先輩どころか監督・コーチ陣相手にも繰り広げている態度・行動・言動が笑っちゃうくらいストレートで痛快に感じるのである…。
コーチによるミリ単位のフォーム指導を預け笑うかのように無視活躍!
ノックでのヒット性打球は「ヒットですから…、」と言って飛びつかない!
自身の「4打席連続ホームラン」に集中!していたらノーヒッター!
まぁ、知っているエピソードを又読みたくなるのは「落語」の名人芸と一緒か…。
この場合、噺家が海老沢泰久氏になりますてぇと…堀内恒夫氏が熊さん八っつぁんになってしまう…。
長嶋氏でも落合氏でも影での努力が何処か描かれているものだが、此処には0に近く登場してこないのが面白い…。
今日も適当に親指が当たったところを広げて読もう…。