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帰国、そして隔離生活へ



15:40頃、ヨーロッパからの長いフライトを経て羽田空港に着陸。
日本に帰ってきただけなのにホッとする。

入国の際の手続きに関しては、多くの方々がブログやYouTubeに
アップして下さっていたおかげで、スムーズに準備をすることができた。

今のうちに必要な書類を準備しておく。
①パスポート
②復路航空券
③誓約書
 https://www.mhlw.go.jp/content/000863645.pdf
④検疫法第12条の規定に基づく質問
 https://www.mhlw.go.jp/content/000863651.pdf
⑤健康カード(実際はA4両面印刷のもの)
 https://www.mhlw.go.jp/content/000889656.pdf
⑥所定の検査証明書
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
⑦質問票QRコード(詳細は後述)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html)
※③〜⑤は機内にて配布されるもので、事前に記入を済ませておくとその後がスムーズ。
※⑥は帰国便に搭乗する際にカウンターにてチェックされる。
(自身の場合はチェックをしてもらっていなかった為、搭乗時チケットスキャンの際に
 エラーが発生し、カウンターにてチェックを受けることになった。)

15:45
機内シートベルトランプが消えるも、荷下ろしは待つようCAより指示がある。
ここからもう少し待たなければならないようだ。


15:53
CAより、羽田空港より乗り継ぎの搭乗者のみ降機するよう指示があった。
該当者の数は決して少なくない様子。


16:03
機内前方座席から降機するよう指示。ようやく降りることが出来る。


降機後はベルトパーテーションに沿って移動することに。

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これでもかというほどアピールしてくる「COVID-19 TESTING」の看板

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16:13 書類審査

最初の書類チェック。
現在入国時に必要な書類である「質問票」の回答有無と回答後に表示される
QRコードを保持しているかどうかのチェックがここで行われる。

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※「質問票」は↓にアクセス。

(https://arqs-qa.followup.mhlw.go.jp/#/)

全ての質問に対する回答を終えると
QRコードが表示される。

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これをスクリーンショットでスマートフォンに
保存をしておくか、印刷をしておく必要あり。

上記のいずれかをここで提示することになる。

その後2か所で書類のチェック。
(記憶がおぼろげ)

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その後、(謎の)緑の札を手首に付けられる。


次の場所へ移動。


16:20 PCR検査(唾液接種)

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まずは各種書類の確認に始まり、その後に
職員より検体キットを受け取る。


その先を進むと簡易的で小さなブース
(プラダンを衝立にしたようなもの)が
沢山並んでおり、そこで検体(唾液)を採取。

唾液を出しやすくするためであろうか、
「レモンやうめぼしの写真を普通紙に
印刷したもの」がところどころに
貼られてありシュールな雰囲気に。

「撮影禁止」看板があった為に
撮影は断念・・・。

接種後は検体キットを職員に渡し、次の場所への誘導を受ける。


「健康カード」にこちらのシールが貼られ、
後ほど検査結果の確認に必要となる。

IMG_1685結果待ち


アプリのインストール確認 (My SOS)

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ここでは1人(または1組)につき1人の職員が付き、指定アプリのインストール方法の説明を受ける。
インストール後には各種設定方法の説明。
指定アプリ:MySOS / https://www.allm.net/mysos/

その後に同アプリ内にて必要項目の入力作業。
・氏名
・生年月日
・パスポート番号


全ての設定が完了すると次の場所への誘導を受ける。


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各書類の再確認
①アプリの設定画面、またパスポートを職員の方に渡し、確認をしてもらう。
②誓約書に記入した電話番号、メールアドレスの確認
 →メールアドレスに関してはテストメールが発送され確認画面を職員に見せる。

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16:35 質問票のQRコードを端末で読み取ってもらう。

その際、強制隔離期間明けの滞在場所を確認される。


この段階で手続き関連は全て終了

移動

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16:41 待合所

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先ほど行ったPCR検査の結果、また隔離施設先へ移動するバスを待つ為の待合所に到着。
(ここは普段であれば搭乗ゲートとして使われている場所。)


ここで新たな書類「検疫所宿泊施設 登録票」をもらい、記入するよう指示を受ける
※この書類は隔離施設のチェックイン時に提出する。

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記入事項
・氏名 (漢字、フリガナ)
・連絡先
・国籍
・生年月日
・性別
・搭乗便名
・パスポート番号
・入国日
・過去14日間の滞在国等
・緊急連絡先(本人との続柄)
・食事について
 ・アレルギーの有無
 ・ハラル色希望の有無
 ・ヴィーガン食希望の有無

待合所では飲み物やお菓子を買える自販機あり

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(この後はバスで隔離施設に直接搬送される。隔離施設には売店がない為に飲食物を買える
最後の場所である可能性大)

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お菓子の種類はなかなか豊富
・チョコあ〜んぱん
・濃厚チョコブラウニー
・Slowbar バナナクッキー
・PROTEIN BAR チョコレートクッキー
・チーズおかき
・フェットチーネグミ
・アルフォート
・カライーカ
・マヨイーカ
・ひとくちソースカツ
・もちトリュフ
・歌舞伎揚
・その他菓子パンも数点


また、この待機場を出発すると隔離施設までトイレに行く機会はないそうなので注意。

ここでしばらく検査結果を待つことになる。
「ご案内いたします。検査結果が判明いたしました。受付番号〇〇〇〇(健康カードに貼られたシール)のお客様は書類、お手荷物全てをお持ちの上、149番カウンターまでお越し下さい」
といったようなアナウンスが流れる。
呼び出される番号は順番通りではない様子。
またここでアナウンスされる番号は「結果が陰性」だった場合に限るようであるが、
陽性だった場合のケースはわからなかった。


17:39 検査結果判明

自身の受付番号がアナウンスされカウンター窓口へ 。

IMG_1685検査結果

陰性の知らせを受ける。
問題はないであろうと思っていたが、
これで一安心。


健康カードに貼られた受付番号シールの
下に、新たに検査結果のシールが
貼られていた。


「結果値:(ー)」がもたらす安堵感は
半端ない。


17:43 隔離施設出発までの準備

宿泊施設に向かうための待機場所へ移動する。(とはいっても同じ待機場の別スペース)
そこで腰をかけて待っていると職員より宿泊施設に関する注意書き書類を受け取る 。

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完全禁煙らしい。
政府施設での待機期間はこれまでの滞在国により異なるが(3日間/6日間/10日間)
喫煙者の方にとってはかなり苦しそうだ。

引き続き職員より検疫、税関に関して必要な書類の説明を受ける。
下記5点セット以外は全て仕舞っても良いとのこと 。

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①パスポート
②復路航空券
③健康カード
④携帯品、別送品申告書
⑤「COVID-19 指定地域滞在歴あり」と
  記載されたピンクの紙


※③、④は復路機内にて、⑤は空港到着後に
 配布される。

17:57 隔離施設に向けて移動開始

職員の誘導により移動開始

(おそらく)40名ほどが1つのグループになり、空港内を徒歩で移動
入国者10名に職員1名が付いてくれている様子。

検疫で必要書類を提出(ここは待ち時間ほぼなしで通過)

 入国審査も行列がなく待ち時間なしで通過。


その後に荷物のピックアップ。
全ての荷物がベルトコンベアから引き上げられ、綺麗に並べられていた。
(この綺麗さは日本ならでは。)

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荷物のピックアップが済むと先ほどのグループに戻り、税関申告
申告はもちろん1人(または1組)ずつ。

申告を終えてようやく(本当にようやく)到着ロビーへ。
ただし到着口より先に進むことは出来ない。
グループ全員が申告を終えるまで到着口で待ち、その後新たに複数の職員の方々に連れられて
移動が始まる。
到着階よりエレベーターに乗り、地上階へ。
エレベーター内もソーシャルディスタンスが遵守されており、少人数で乗る必要がある。
その為に全員での移動も時間が掛かる。

再度全員が集まったところでバスターミナルへ移動(所要時間は1分未満)


18:34 バスに乗車

バスは2列+2列の観光バスのような仕様。
この時点での行き先は不明
このバスには18名が乗車するとの連絡を受ける。
自身を含む9名のグループが先に乗車し、それから5分ほど遅れて9名のグループが乗車。


18:47 バスが出発

18:50 隔離施設に到着
あまりにも近くて驚いた。隔離施設は東京都内でない場合もあると聞いていたので数十分〜1時間強は掛かるものかと思ったら羽田空港第3ターミナルから目の前にある建物が隔離施設とのことで拍子抜け。

隔離施設は「ヴィラフォンテーヌ プレミア/グランド 羽田空港」
こちらは2021年に開業予定であったホテルのようであるが、厚生労働省からの協力要請を受けて現在は一時待機施設として提供しているとのこと。
https://www.hvf.jp/shiodome/news/detail_450.html
その為、幸運にも開業前のホテルに滞在できるとのこと。これは心底嬉しかった。


バスの降車にあたり、まずは家族連れが優先して案内される。

その後は乗車席の前方から少しずつ降車。

降車後にスーツケースをピックアップし、建物内へ。
フロントは4階にあるのでエレベーター に乗車する必要があるが、
乗車時のルールは家族単位、個人の場合はひとりずつとのこと。
エレベーターホールで少々待つことに。

フロント階に到着後はロビーにて10分ほど待った後はスタッフの方が
誘導して下さりチェックイン。

チェックインでは隔離期間中の注意事項説明を受ける。

・本日は滞在日数に数えられず、明日から6日間こちらで滞在する
・部屋から出ることは不可能
・飲酒、喫煙は不可能
・飲食のデリバリーや通販は可能
・毎日8時頃にウェブ上にて体温や健康状態報告が必要
 (新型コロナウイルス健康観察チャットサービス)
 →本日初期登録を済ませるよう指示があった。
・滞在3日目と6日目にPCR検査が行われる(8時頃)
・(自身の場合)6日目の検査で陰性が出れば、同日夕方には隔離施設から対処。

19:10頃 入室

エレベーターで自身の部屋へ移動。

この際も1人ずつの乗車 。

部屋は新築らしく全てが新しく清潔な印象。
公式ウェブサイトを閲覧すると自身が滞在する部屋は「コンフォートダブル」のよう。
https://www.hvf.jp//hanedaairport-grand/room_double2.html

据え付き家電


・テレビ(49型)

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テレビはBS,CSも視聴できる他、会員登録をしていれば「NETFLIX」「 prime video」「 hulu」「U-NEXT」「DAZN」もこのテレビで視聴可能。(とてもありがたい)


・小さめの冷蔵庫

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冷蔵庫は小さめ、冷凍庫もないが必要十分。
調節されている為か、キンキンに冷やすことは出来なかった。


・電子ケトル

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この隔離生活において電子ケトルの存在はとてつもなく大きかった。
温かいものを食べる、飲む為の唯一の方法である。
 水、お茶(ティーバッグ)、コーヒー(ドリップ)、ミルク、砂糖はフロントに連絡をすれば
 追加でもらうことができる。


・空気清浄機


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窓はあるが、開けることが出来ない為に
この空気清浄機は滞在中常に稼働。
どれほどの意味があるかはわからないが。


据え付け家具

・ソファ
 →隔離期間中ほぼずっとここにいることになる。

・壁掛けハンガーラック
 →奥行きはあまりないが、幅が広くとても助かった。ハンガーは6本。

・テーブル
 →直径約50cmの丸型。食事をする分には十分なサイズではあるがリモートワークを
  するには少々小さい。デスクがなかったことが少々辛かった。

・ベッド
 →ダブルサイズ。寝心地は良し。枕は合わなかったが贅沢は言えない。

アメニティ

・タオル(バス/フェイス)各3点

・歯ブラシ3本

・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープ

・使い捨てスリッパ (1足)

 
その他

フロントに連絡し下記を確認

・コインランドリーは使用可能だが、当日予約が必要(その際付き添いあり)

・コーヒー、水は追加依頼可能

・タオルも同条件

フロントの方は対応にあまり慣れていないようでホテルの従業員ではなさそう 。
おそらくは待機施設の職員と思われる。

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窓から景色が見えたことはこの隔離期間中大きな救いだった。
まったく開けることが出来ないのはストレスであったが、部屋から全く出ることが出来ない
日々が続く中で、外の景色が見えるということのありがたみをここまで感じたのは初めて。

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ベタではあるが、なんてことない普段の生活はとても幸せなものなのだな、と隔離期間中に何度も思った。

隔離生活に関してはまた後日に。


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