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まんまるな虹

根室に落石岬という場所があり、そこには可愛い灯台がある。その岬でこんな自然現象に恵まれた。

綺麗にまん丸な虹!こんなに完璧なのは初めてで、空から目が離せなくなった。限界林を抜けたところでも待ち受けていてくれた。

そうこうしているうちに。。。

2本目の虹が!しかも、同心円じゃない!すなわち、いわゆるダブルレインボーではない!!!

こんなことってあるのかしら。同心円じゃないってことは光源なり、レンズ効果を発揮するような雲なり水蒸気群なりが他にあるってことだと思うけれど、それがどこにあたるのかも分からない。2本目は不安定に現れたり消えたりを繰り返すので、あまり綺麗に撮れなかったが、それでも、こちらでわかるはず。

散々眺め倒し、半島の陸の形状を楽しみ、灯台も可愛いなあ、なんて意識を向け始めたあたりから...

何かを放出し始めた...。

ものすごい量の指向性エネルギーが空のお目目から解き放たれていく。

波動砲的エネルギーは少ししたらすぐ消えたけれど、あれは何を目掛けて放射されていたのだろう。よもや、虹の橋の向こうに埋めてある黄金の壺ってわけではなかろうよ。

苔蒸すこんもり根っこの限界林を通り抜け、その完璧な生態系のバランスについて話しを聞きながらも、意識は虹に向いたまま、その場を離れた。

これから始まる何かに向かって、神さまが背中を押してくれている気が、した。


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いしまるゆき
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