【鎮魂とは】 Kay-Taライブin地元! In memory of Mai Matsuno
ロスを拠点に活躍中のKay-taさんが、地元の相模大野でライブをするため、帰国した。
360度ステージで、全方向に対して演奏を続けながら、Kay-taさんは、何度も宇宙を見上げていた。昨夏急逝したお姉さんのまいちゃんと、語らっていた。何度も、何度も。
序盤の選曲は、Kay-taさんのイメージ通り、アメリカ西海岸の、スカッとした青空の下で、少し思い悩む誰かを思い起こすような楽曲が続いた。
でも、中盤から、レンガ造りの街並みとか、石畳を思わせるような楽曲が多かった。
まいちゃんは、そっちのイメージだ。
海岸線をオープンルーフの赤い車とかでかっ飛ばす人というよりも、自分の足で、石畳を歩くことを好む女性だったように思う。だからと言って、視界が狭いわけじゃない。むしろ、広い。所々広すぎて、間が抜け落ちるけど。
今も思う。まいちゃん、「ついうっかり死んじゃった」って言いそうだな、と。
あ、ごめんねー、ってはにかんで笑っている姿が思い浮かぶ。
急すぎる自分の死を、むしろご自身も「あれ?」とキョトンとして見つめて、それから周りに「ごめんなさい」って言いそうなのだ。
自分が一番苦しかったろうに。
どうかどうか、今いる世界では、まいちゃんが、痛みや、苦しみから解放され、好きなダンスやピアノや「コトバたち」と戯れている日々でありますように。
弦楽四重奏と、フィンガードラムとのコラボステージは、驚愕のテクと、鎮魂の思いと、来てくれた人を楽しませようというエンタテイナー魂のこもったひと夜だった。
まいちゃんのことだけでなく、ウクライナのこと、コロナのこと。なぜ今、この楽曲を演奏するのか。そんな思いに溢れていた。
行けてよかった。
アルバムも良いのです。機会があったら是非に。
明日も良い日に。
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