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【結界とは】 浄化とチャージと結界と

ネガティブを手放す力が、我々には備わっている

チベット仏教の高僧、ザ・チョゼ・リンポチェ師に結界を張って頂く儀式に参加しました。

まずは浄化。生きていれば何がしか負のエネルギーに晒されてしまうもの。知らず知らずのうちに体内に蓄積されてしまった負のエネルギーをまずは浄化し、手放すことから始まります。

その時、リンポチェ師が唱えておられた祈り(invocation)は、赤。「森羅万象」という言葉が頭をよぎります。そのうち手のひらが熱くなったかと思いきや、天空がぶわっと開けました。祈りの声で、ドーム型の宇宙が頭上に広がっていく感じ。「声」という音で天空が広がったのです。

その時から、リンポチェ師のお声が背後からも聞こえ始めました。あれ?前にいらっしゃるはずなのに?と思っていたら、最後に鳴物の音が響いて、浄化完了。

目を開くと、そこは普通の室内。祈りの間に広がった空間と目の前の光景のギャップに、目がチカチカします。「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の体験後、光のある空間に戻った時の感覚と似ています。目を閉じている間に感じていた空間と、実世界の空間のサイズ感や重力の違いに、脳が追いつかないのです。

次は、浄化された体内にエネルギーを充填する祈り。

この時の色は、緑。そして今回は、師の声が山頂のような高いところから響く瞬間がありました。山水画に描かれているような山のイメージです。

その後、クラウンチャクラ、喉のチャクラ、ハートチャクラに法具で触れて頂き、チャージ完了。

儀式とは受動的なものだと思いがちですが、本当は違う。こちらもちゃんと開き、手放すことを意識し、エネルギーの充填を願うことが必要なのです。儀式とは依存関係に立脚しているのではなく、共同作業であることを改めて思いました。

そして、日々降り積もっていくネガティブを跳ね除ける力は、生来我々誰にでも備わっている。ちゃんと自分を信じても大丈夫。過ぎ去った過去に執着せず、まだ来てもいない未来を気にやむのではなく、今を生きること。

自分の能力を信じることすらも、自分で選ぶことなのです。儀式の途中、天地(あめつち)が声から生まれ出でた時、2年前の展覧会で見た空也上人立像を思い出しました。

invocation には、祈り以外に「起動」という意味もあります。

私は何に突き動かされたいのだろう。
張って頂いた結界に甘えるのではなく、それを力にして、自分で選んでいこう。

儀式後、パシャリ

そんな青少年みたいな誓いを、改めて。

明日も良い日に。




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いしまるゆき
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