459/1000 【ぶつくさ】 自分を客観視すること
お芝居の稽古をする機会を得て一番学んだことは、自分を客観視することの大変さだ。
ここ数ヶ月、zoomで稽古をしてきた。
zoomの記録は残酷だ。
そのままを、客観的に、全て映し出す。
何も忖度してくれない。
うまく出来たかな?と思って後から見直すと、全然出来ていなかったりする。これでよくも「出来た」って思えたなおい、と自分に膝詰めしたくなる。
でも、これは芝居だけに当てはまることじゃない。
今日は(何かが)うまく出来た!と主観的に思っても、他人の目で見たら全然違うなんて日常茶飯事だ。
逆に、今日はあかん... って時にものすごい評価されたりもする。
自分のことなんて、全然自分では見えていないのだ。
人から指摘された何かに対し、時に過敏に反応することがある。
「そんなこと無いもん!!!!!」(鼻息)
みたいな。
こういう時の自分の顔を再生してみてみたい。
きっと
図星過ぎて受け止められない顔
をしているだろう。
受け入れたくないことを指摘された時、反射的に私はそれを否定してしまう。
今までの自分を否定されたように感じるから。
でも、本能ではその指摘が正しいことを分かっている。むしろ早く是正したいとも思っている。
そのせめぎ合いの中で、妙な過剰反応をする。
それをもし、zoomのREC映像みたいに後から見られたら、もう少し早く自分の本心を受け入れることに繋がったりはしないかな、なんて思う。
自分の根深い本心は、驚くほど掴みにくい。
尻尾が見えた瞬間、それは指の隙間からスルリと逃れてしまう。
いや、むしろ敢えて逃して、「逃げちゃったよ〜」とあたかも相手が上手だったかのように持っていける芝居を打っている。
誰に?自分自身に。
だいぶん自分を誤魔化さないようになった気がしてたんだけどな。
今朝の明け方の夢は、色々と私に突きつけた。
ぐぅ。
明日も良い日に。
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