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古の都へ行く。「いざいざ奈良」~DAY1~
世界遺産検定1級のみずたまです。
鈴木亮平さんが「いざいざ奈良」と誘うので(笑)今回は古の都、奈良へ旅をすることに決めました。
私は奈良へ行くのは中学生時代の修学旅行ぶり。もう一度見てみたかったのです。
30ン年前に見た奈良、今の私の目にはどのようにうつるのかな?楽しみ、楽しみ。
いざいざ奈良へ!
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さあ、ホテルに一旦荷物を置いて、お昼を食べたら電車とバスを乗り継ぎ、あの世界遺産へ行きましょう~✨✨✨
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運転手さんがとてもお話し上手な方で
楽しかった😆
つ、着いたどー!!!
やってきました!
世界遺産 法隆寺地域の仏教建造物群。
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わあ、中門が見える!五重塔が見える!
ドキドキワクワク~♥️
しかし人がほとんどいませんー😅
ゆっくり写真が撮れてうれしいけれど。
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塑像(粘土)で作られています。
その昔は赤く塗られていた模様。
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こちらは体は木造で修復されています。
以前は黒く塗られていたとのこと。
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歓迎してもらえたかな?
まずは西院から拝観します。
一歩足を踏み入れた途端感動が…。
あっ、テキストで見たのと同じー。
東に金堂、西に五重塔がある法隆寺式伽藍配置✨✨✨
法隆寺の建造物群は世界最古の木造建築です。
中学生当時はそんなことも知らずに見てたなあ…
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よく見ると屋根が6層あるように見えます。
一番下の庇は「裳階(もこし)」と呼ばれています。
下から見上げてみると…
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平行に配置されているのがわかります
垂木(たるき)は、本来仏教寺院などの寄棟や入母屋の屋根では扇形に配置されるのが常らしいのですが、飛鳥時代の日本では切妻屋根が上等とされ、平行に垂木を配置するのが通常でした。飛鳥人の美意識からか法隆寺の垂木もこのように平行に配置されたのだとか。
しかしこの平行配置だと屋根が重さに耐えられず下がってきてしまい、後から苦肉の策で裳階(もこし)をつけることになりました。
最下層の屋根と裳階の間を見てみると…
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その上では龍が屋根を支えています🐉
はあ~、これらを見ただけでテンションが上がってしまう。
更には世界遺産検定1級でよく問題に出てくるやつも、あった、あった!
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そしてパルテノン神殿でもお馴染みのエンタシスの柱。
真ん中が心持ちふっくらしていますね。
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撮影禁止でしたが、金堂の中の釈迦三尊像、薬師如来像、阿弥陀三尊像も見られました。
それからテキストに書いてあったこれも見てみたかったのです。
高欄という下の写真の手すりの部分をご覧ください。(赤丸のところ)
漢字の「卍」や「人」が見えますかー!?
こういった意匠も世界遺産を勉強していなければ目には映れども見えていなかっただろうなあ。
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赤丸のところ、漢字の「卍」や「人」の形に
なっていますー!
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大宝蔵院があります。
社会の資料集でも一度は見たことがある
玉虫厨子や百済観音像などを
見ることができます。
さてここからは東院です。
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聖徳太子を偲んで
天平11年(739年)に建てられました。
この中には聖徳太子の等身像の「秘仏」救世観音像という仏像があります。
高さは179センチ。
聖徳太子さん、当時の方にしては背がお高い方だったのかな?
この救世観音像は秘仏なだけにお寺の僧たちでさえ見られなかったものだったそうです。
開けたら
「大地震が起きて法隆寺が滅ぶ」
などと言われており、何百年もの間その封印が解かれることはなかったのです。
しかし明治17年(1884年)、政府からのお墨付きをもらったアメリカの東洋美術史家アーネスト・フェノロサが岡倉天心と共に古社寺宝物調査のために法隆寺へやってきて、長い交渉の末とうとう秘仏は開示されることになりました。
幾重にも巻かれた白い包帯のような布(なんとその長さ457m!)を取ると中からは黄金に輝く像が現れ、フェノロサはたいそう感動したそうです。
現在この秘仏、救世観音像は春と秋の二回見ることができます。
今回はそのタイミングではなかったのでお姿を拝見することはできませんでした。残念。
しかし今回の旅でまた1つ世界遺産をこの目にしかと焼き付けましたよー!
楽しかったなあ。
奈良は京都のような華やかさはないけれど、素朴で落ち着く街でした。
アクセスが少しよくないためか、観光客が少なめ。
参道にもお土産やさんなどはあまりないです。
だからこそゆっくり見て回ることができてよきかな🥰💕
あ、法隆寺のお寺の鐘が鳴りました。
その響きと共に古の飛鳥時代の偉人に思いを馳せます。
和を以て貴しとなす
私の好きな言葉です。
DAY2へとつづく→
See you soon!