【この恋、諦めたくない】私が「社内一の鉄壁部長」を落とすまでの、赤裸々な告白
「マリさんて、本当にいい人ですよね」
それは、告白する3日前に同期から言われた言葉でした。
当時31歳。すでに社内では「天然お姉さんキャラ」として、すっかり恋愛対象外に位置づけられていた私。
まさか、その1ヶ月後には社内一難攻不落と言われた部長と付き合うことになるなんて、誰も想像していなかったはず。
(私自身も!笑)
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こんにちは、どす恋マリです!
3年間の片想い経験、アラサーまで続いた処女生活、そして数々の失恋を経て、ついには社内TOPの男性だった部長を射止めた"元・恋愛下手OL"です。
今回は、私がどのように「いい人で終わる女子」から"本命の彼女"になれたのか。その転機となった出来事についてお話ししたいと思います。
「いい人なんです、マリさんは。本当に、いい人で...」
同期の言葉が、妙に引っかかった夜。
私は会社近くのファミレスで、いつものように1人で残業後の夕食を取っていました。
隣の席からは、若い女性たちの楽しそうな笑い声。
そして、たまたま聞こえてきた会話が、私の人生を変えることになるとは思いもしませんでした。
「ねぇ、部長って結婚してないんだってね?」
「えー!あの超絶イケメン部長が!?」
「でも、めっちゃ厳しいじゃん。誰も攻略できないって」
その瞬間、私の箸が止まりました。
そう、私が密かに想いを寄せていた山田部長の噂話でした。
入社以来、誰一人として攻略できていない"鉄壁"な存在。
「でも、それって...」
私は、ふと気づいてしまったんです。
今まで、ずっと勘違いしていた重大なことに。
それは、私の「いい人」という評価の正体でした。
「そうか...私、"無害な存在"だと思われてるんだ」
ファミレスの蛍光灯の下、私は衝撃の事実に気づいてしまいました。
同期からの「いい人」という評価。
後輩からの「天使」という言葉。
これって、つまり...
「恋愛対象として見られていない」
31年間生きてきて、初めて理解した現実。
私は職場で完全に"妹ポジション"を確立していたんです。
だからこそ、山田部長は私に対して警戒することなく、気さくに話しかけてくれる。
でも、それは「女性として」見られていないから。
この気づきは、私の心をガタガタと揺るがしました。
「このまま、またいつものように諦めるの...?」
いつもなら、ここで引き下がっていた私。
でも、この夜は違いました。
「変わりたい」
その思いが、これまでにないほど強くこみ上げてきたんです。
***
実は、この日から私の「部長攻略計画」は始まっていました。
もちろん、最初から上手くいくはずもなく...
むしろ、とんでもない失態を重ねることに。
例えば、「女性らしさをアピール」するつもりが、部長の大事な書類にリップを落として大惨事になったり。
「クールに決めよう」と思って、部長の前で転んでしまい、派手に膝を擦りむいたり。
今思えば、笑える失敗ばかり。
でも、そんな私の行動に、ある日、部長が思わぬ言葉をかけてきたんです。
それは、私の人生を大きく変えることになる、たった一言で...
「藤原さん、最近変わりましたね」
その言葉に、私は思わず立ち止まりました。
午後7時過ぎ。
残業を終えて帰ろうとしていた私に、部長が声をかけてきたんです。
「え...あ、はい...」
動揺で上手く言葉が出てこない私に、部長は少し微笑んで続けました。
「なんだか、表情が違う。生き生きしているというか」
(やばい、心臓が止まりそう...!)
実は、この時には"妹キャラ"から脱却するために、ある行動を始めていたんです。
それは、「いい人を演じるのをやめる」ということ。
例えば...
・誰かが無理なお願いをしてきても、簡単にYESと言わない
・自分の意見はしっかり伝える
・他の人に合わせるばかりじゃなく、自分の予定を大切にする
小さな変化のはずでした。
でも、その積み重ねが、私という人間を少しずつ変えていったんです。
「藤原さんって、意外と芯が強いんですね」
ある企画会議での出来事。
私が反対意見を述べた後、部長がそうつぶやいたんです。
その目には、明らかに「興味」という感情が浮かんでいました。
***
「いい人になりすぎない」
それは、私が部長を振り向かせるために見つけた、最初の大きなヒントでした。
でも、これは始まりに過ぎませんでした。
その後、私は「本命の彼女」になるために、もっと大きな挑戦をすることになります。
そして、その2ヶ月後。
社内の誰もが驚く出来事が起こるんです。
(続く)
***
今回は、私が部長との関係を変えるきっかけとなった「最初の気づき」についてお話ししました。
次回は、「部長が私を選んだ決定的な理由」について、より具体的にシェアしていきたいと思います。
どす恋マリ